博士課程院生の就活
こんにちは。四季悠です。
今回は自分の経験をアウトプットしてみようということで、「就職活動」について書いていきたいと思います。
目次
簡単な自己紹介
就職活動をはじめるきっかけ
就職活動として実際にやったこと
就職活動の結果
おわりに
簡単な自己紹介
現在、私は地方大学の博士課程3年生です。
大学3年生の頃から微生物の研究を行っている研究室にかれこれ7年近く所属しています。
家族や周りの方々から応援していただきながら、この分野をもっとたくさん研究したい!と博士課程まで進んできました。
就職活動をはじめるきっかけ
結論からいうと、就活のきっかけは「ストレス」です。
私の所属研究室では隔年に博士が輩出され、そのみなさんはアカデミア(大学や高専、研究所)に就職するような雰囲気のところです。
私自身も、研究しつづけたいとは思っていたのでアカデミア就職かなぁとは思っていました。
ただ、長年見てきた博士学生の先輩たちもそこまで活発な就職活動を(後輩から見ると)しているようではなかったのもあり、
一般的な博士学生の就活時期である2年生になっても就活らしき就活は何にもしていませんでした。
むしろ昨年以上に学振やらラボの仕事やら研究(共同研究や他者の)やらで忙殺されてしまい、先のことを考えられないような感じもありました(ちなみに論文にするようなデータも集まってはいましたが、まったく論文は書けていませんでした)。
そのような日々のなかに加え、まぁあ様々なストレスを受けまして・・・
周囲から「昭和時代っぽいタフネスな平成の人」と称された私ですが、それらのストレスを自分のなかで処理しきれなくなり、身体症状としても出てしまったために急遽1ヶ月近くラボをお休みすることにしました。
そうして療養することで余裕が少しできはじめ、将来のことを考えた結果が「こんなストレスからおさらばするために、ちゃんと3年生で博士号を取得して、企業に就職しよう!」でした。
就職活動として実際にやったこと
そう決断したころが博士課程2年の秋終わりであったため、博士課程学生限定の研究職の応募もほとんど終了しており、22年の3月からの選考に向けて準備を始めました。
学士・修士と同じタイミングの就活ですので、博士課程の自分は厳しい就活状況になりうると予想されました。
思いつく限り・知りうる限り・できる限りの方法を試してトライアンドエラーで鍛えていこう!という方針で、その年の冬から春まで突っ走った感じになりました。
実際にやったことは以下の通りです。アカリクとJREC in Portalを利用した以外は、学部生・院生と同じだと思います。
書籍「絶対内定2023」を読んでの自己分析
マイナビ/リクナビ/アカリクでの企業調べ
就活エージェント(5社くらい?)からのESチェックや合同説明会への参加
JREC in Portalでの研究職探し
ありがたかったのは、「ジェイック」さんの就活エージェントサービスでした。頻繁に面接練習会や合同説明会があり、オンラインでの面接対策の場数を踏めたかなという点と、エージェントさんとの相談を何回もできたからですね。その相談の際に「なぜそういう選択肢を選ぶのか?」など、客観的なご意見をいただいたので、より深く自分の就職や将来を考えられたと思っています。
就職活動の結果
そうして25社ほどの選考に応募、5月のGW頃までには3社から内定をいただきました。
いただいた3社のなかに第一志望のIT企業さんがいらっしゃいましたので、その内定を承諾し、就活を終了させました。
理系としては応募企業数が多くなったのは、「研究職」「SE」の2軸で企業を選択していたためですね。論文もない、IT関連の経験も少ないという状況でしたので、「下手な鉄砲、数打ちゃあたる」という心構えで、自分の就活の軸にあう企業には応募したからというのもあります。
おわりに
学部から数えると9年間の大学生活を経て、全く分野外のIT企業に就職することになりました。
当然、博士課程まで進んだのに・・・という家族や研究室の方々のお声もいただきまし、私自身もまだ少し後ろ髪を引かれる思いはあります。
けれど、今回の選択を改めて考えるたびに、やはりこの選択でよかったなとも納得しています。
結局、残りの人生を踏まえた上で自分が頑張れたり納得できる方針や内容を考えて、それを自分で選択する、ということが大事だよなと再確認できた活動でした。
3月修了が目標ですので、残りの8ヶ月間は研究に心血を注いでいき、後腐れ無く4月からの社会人生活スタートを迎えたいと思います。
駄文で恐縮ですが、ご覧いただきありがとうございました。