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博士課程を選んだ理由

こんにちは。四季悠です。
前回は就職活動のお話をしましたが、今回はそもそもなぜ博士課程に進んだのかを書いていきたいと思います。

結論から書くと、博士課程に進んだ理由は「興味があることをもっと深く学んで研究したかったから」です。

そもそもなのですが、高校生のときの私は卒業したらすぐに働こうと考えていました。親族で大学まで進学のははとこ一人だけでしたし、家族も学歴にこだわりはありませんでした。当時の私も大学まで進む必要を感じていませんでした。

ただ、高校3年間のなかで科学の分野、特に微生物に興味を覚え、その思いがつもりった結果、「もっと色々なことが知りたい!微生物の研究をしてみたい!」となったため、家族を説得し大学進学へと踏み切りました。

有り難いことに、家族は進学に対して反対もせず、「そこまでやりたいことなら」と応援してくれました。勉学が好きだったのにもかかわらず中学卒業してすぐに働いていた祖父が「勉強がやりたいならどんどんやってみな!」と後押ししてくれたおかげでもあると思います。

そんなこんなで晴れて大学進学を果たし、学部3年生時に研究室配属され研究に没頭し続けました。

そうして、大学4年の春。院に進むかどうかも含め、またその先、博士課程も踏まえて進路のことを考えたときに、「今の分野をもっと研究をして、社会に還元できるような成果の種となるように続けたい!」という思いが強くありました。

うちの大学は早くから博士課程まで進む意思を示すと奨学金やRA(リサーチアシスタント)などの援助を手厚くしてくれるため、院に進むときに博士課程まで進むことを決めました。

「研究を続けたい!」という気持ちだけで考えるなら、当然就職先も企業の研究職かアカデミアと考えていたため、将来の就職という点から考えても博士課程に進むことにためらいはありませんでした。

強いていうなら、高校時代から大学、大学院まで累計する日本学生支援機構からの奨学金額が一軒家建てれられるほどの額になるのだけは覚悟が必要でしたが・・・

人と比べて目立った理由ではない「博士課程に進んだ理由」でしたが、それでも私にとっては7年間踏ん張るための十分な理由になりました。

現在の就職だけで見れば、博士課程まで進む必要はなかったのではと言われるのは心しています。ただ、博士課程まで進んだからこそできるようになったこと、知ったこと、諦めたこと、続けることなどなど、たくさんあります。そういう様々な体験や考えを博士課程で経験できたことが私にとって大切だと考えています。

悔いを残さないように、残りの半年も足掻きながら頑張ります。



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