献血経験95回!献血オタクの革職人Kin_Changが献血し続ける理由とは? #助けられるなら助けた方がおもしろい #推し名鑑
「はじめまして、革と献血の人です」と笑顔で爽やかに自己紹介をする男、Kin_Chang(キンちゃん)。一人で8年も献血を続け、そのうち友達も一緒に献血に行くようになり、なんとこの夏、献血回数95回を突破!なぜそんなにも熱心に献血されるのか、詳しくお話をお伺いしてきました。
「献血しかできない」けど「献血ならできる」
出身は岩手県の大船渡(おおふなと)です。3月11日に震災被害をテレビで知って、すぐにでも動きたくて。お金があれば寄付できるのに、お金があればボランティアに行けるのに。当時の僕にはそのお金もありませんでした。
何もできなくて、でも何かしたくて、唯一できたのが献血でした。最初の献血は横須賀の献血バスです。2011年3月16日、震災から5日後から献血ライフが始まりました。
元々は全く興味がなく「献血なんて一生やらないだろうな」と思っていましたが、気づけばこの8月で95回目!順調にいけば年内で100回に届きそうです。もちろんその後も変わらず続ける予定です。
献血していることを発信したり、友達を誘って献血に行ったりする理由は、献血を通して地震を思い出してほしい、風化させたくないから。何もできなかった自分が唯一できたことだったので、せめて復興が終わるまでは続けようと現在も献血を続けています。
明日来るかもしれない災害へ「心の備え」だけでもしてほしいから。悲しい思いをする人を一人でも減らしたい。そのために発信し続けます。
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助けられるなら助けた方がおもしろい
今でも思います。あの時自分にお金があれば、力があれば、もっと助けられた命があったんじゃないか、って。でもその無力感を思い出すたび「自分にできることをしよう」と思うのです。
僕が発信で使っている #助けられるなら助けた方がおもしろい のハッシュタグは、そんな自分へのメッセージとともに、献血を通じてみんなでご縁をつなげて行けたら面白いよね、という意味を込めてます。
献血だって誰にでもできることではありません。薬を飲んでいたり怪我をしていたらNGなど、その他たくさん条件があります。僕は今ただ健康だから、献血を続けてるだけ。もしいつか献血ができなくなったら他のことをきっと始めるのだと思います。だって、助けられるなら助けた方がおもしろいんですから。
70過ぎたら、タトゥー入れて海外へ行くかもしれません
献血は69歳までなんですよ。海外渡航してしばらくは献血できないから、たくさん献血したいと思ったら海外は行けないんです。だから70歳からいきなり海外行くかもしれないし、70過ぎてからいきなりタトゥー入れちゃうかもしれません(笑)考える基準が献血なので… 友人には変態って言われてます(笑)
献血の後はビールを飲みます(笑)
もちろん休憩して水分補給した後に安全に、ですよ。とにかくビールが大好きなんですよね。好きなビールはスーパードライ。おつまみは….そうですね、川崎で大船渡の海鮮を出すお店があって、そこの貝わさが大好きです。
強いといえば強いです。ビール大瓶(633ml)10時間ずっと飲んでて10本空けてたことはあります。(笑)
誰でも輝く事が出来る、その後押しを ManiSol(月と太陽)Leather
小学生の頃、隣の家がものすごく遠くていつも一人で折り紙を折ったりしている子でした。人前で歌ったり踊ったり、そういう"直接表現"はとても苦手なんですが、作ったりで"間接的に表現"したモノを褒められるのはいつも素直に嬉しいです。ものづくりを通じて、誰かの力になれたら最高ですね。
ヘンプ(麻)紐制作、革で財布、カバン、折り鶴なども作ってきました。今は人づての販売のみですが、オンラインショップも近いうちにオープン予定です。
今は「パラコード」というアウトドアや災害時に活躍する紐でブレスレットを試作中です。災害への意識も変わるし、実際にいざというときに解いて使うことができます。
岩だらけの月でも輝くように、人も誰でも輝けると思っています。いろんな人がいますが、輝き方、輝ける場所は絶対ある。ちょっとだけでも、一人ひとりの背中を押せるきっかけになれたらいいなと思っています。
革と献血の人、King_Chang、ありがとうございました!!100回目、200回目の献血記録も楽しみにしています!!^^
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この記事を書いた人:あゆみむ
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