自己肯定感の高め方
自己肯定感を持つには慣れが必要で、筋トレをして自己肯定感を持つ部位を鍛えなければならない
というのは私の自論だ。
ただこれを言えるだけの経験を私はしたし、そういった人たちを見てきた。
自己肯定感が何故こんなにも必要と叫ばれるのか。
自己肯定感が必要なのではない。自分を過小評価しないことが重要なのだ
「自分はこんなにもできない人間だから」「自分では彼と釣り合わないから」「自分が何故好かれているかわからない」「自分より良い人が現れたら彼はそっちにいって欲しい」などなどの発言をよく見るしよく聞いてきたが、そんなわけあるかと言いたい。
自分で自分を否定しないこと。卑下しないこと。過小評価しないこと。
私がよく言うのが、「彼が好きになった相手をそんなに酷く言うな」「彼の目は本当にそんなに曇っているのか」「彼の判断を否定するのか」など。
実際そうだろう。あなただって誰かに彼についてボロクソ言われたら腹が立ったり悲しく思ったりするだろうし、彼自身が自分のことを貶して卑下していたらそんなわけないと否定するだろう。
彼からしたらまさにあなたがやっているのはそういうことで、彼は一生懸命それを否定しようとしてくれているはずだ。
じゃあ自己肯定感ってどうやったら持てるの?
という話になって冒頭の台詞に戻ってくる。
自己肯定感を簡単に上げるには褒め言葉をきちんと受け止められるようになることだ。
野球のピッチャーとキャッチャーと同じである。投げる練習がいるし、その球を受け止める練習がいる。褒め言葉という球を投げられても受け止め方がわからなかったり下手だったりするとその言葉はどこかへ行ってしまう。
受け止めるためにはそのやり方を習得しなければならない。
じゃあそれはどうすればいいんですか、と訊かれても、こうすればいいです!という答えはない。
人によって違うからだ。結局のところ。
最初からいきなり全部の球をど真ん中で受け止めようと思わなくていい。ちょっとミットに掠ったくらいでもよしと思おう。
「かわいい」と言われるという事は、自分で思っているよりも少しかわいい部分があるのかもしれない。
「賢い」と言われるという事は、自分で思っているよりもこの分野について知識があるのかもしれない。
「すごい」と言われるという事は、自分で思っているよりもこの成果は少し良いものかもしれない。
〝ほんの少し〟から世界は変わっていく。
この人が言うってことは、少なくとも私はこの人にとって「かわいい」「賢い」「すごい」人間なのだろう
いきなり全人類からすごいだとか偉いだとか思われるわけがない。けれど少なくともその人は自分のことをそう思ってくれている。その自覚を持つだけでかなり世界は違って見えてくると思う。
自分が大好きな彼が自分を肯定してくれているのは、結構自信になるはずだ。いや結構どころかかなりの自信になるはずだ。
「彼に何故好かれているかわからない」なら、彼が自分のことを好きになってくれた理由を探ろう
彼自身に尋ねてもいいし、普段の自分の立ち振る舞いや言動をよく観察してみるのもいいし、他の人に訊いてみるのもいいし、性格診断を参考にしてみるのもいい。
やり方は自分がやりやすくてかつ納得がいきやすいものがいいだろう。
私はとにかくネットでできる性格診断を片っ端からやった。それぞれ微妙に異なる結果が出るが、それらの重なっている部分と言うのは流石に自分の当てはまっている部分だろう、と考えたからだ。
それと友達に、自分はどんな性格なのか教えて欲しいと尋ねた。性格診断から導き出した結果が本当に合っているか確かめるためだ。
この辺りのことは確か前に記事にした気がする。
そうして自分の輪郭を掴んだところで、彼から私の好きなところやいいと思っているところを教えてもらうと、何もわからない状態よりも掴みやすく捉えやすくなっていた。
だから今私は彼からの褒め言葉を否定せずきちんと受け止められている。
結局何を鍛えればいいのか
私がやった性格診断は準備運動のようなものだ。ストレッチをしてさあこれから運動するぞ、という準備。
友人からの意見や彼からの意見を受け止めるのが本番である。もちろん最初は上手く受け止められず何球か取りこぼしてしまっていたが、準備運動により「これは当てはまるのかもしれない」と構えていたおかげで受け止められた球がたくさんあった。
これを一度だけではなく何度も繰り返すのである。
性格診断と友人からの意見は前運動。一度やれば大丈夫だが、紙にまとめておいて何度か読み直すのがいいだろう。そうして準備をしたら今日も一日球をキャッチするぞ、と気合をいれよう。
例えばカードに褒めてもらってみる
そう言ったって毎日褒め言葉が飛び出てくる、というのは難しい。そこで占いを利用してみる。
ネットでカードが引ける時代なのでそれで充分。
褒め言葉をください!で死神が出たとする。死神は終わりを象徴するカードだが、何かの終わりは何かの始まりということでもある。つまりあなたのすごいところは「きちんと物事を終わらせられること」。
とまあこんな感じで、何事もプラスに捉える練習をしてみよう。
カードに自分を褒めてもらうのである。
自己肯定感を持てたとき
多分それは「持てた!」といきなりではなくて、ある日振り返ってみて「あれ?そういえば」と気づくものだろう。私がそうだった。
あまり焦らない方が良い。一歩ずつ進んでいてもその一歩の差はほんの少しだが、百歩進んだ後に振り返ればそれは結構な長さを進んでいると目に見えてわかる。
だから焦らないことだ。でも歩みは止めないことだ。
それがあなたと彼とのより良い未来に繋がっていることを願って。
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