パートナーが二次元で何か問題でも?
#私のパートナー というのがnoteのお題になっていたので、久しぶりにnoteを書いてみることにした。
パートナー、というと恋人や夫婦のことを思う人が多いだろうが、別にパートナーはそういった対象を指す言葉ではなく、二人組のことを指している。だから相棒とか相方とか、恋慕の情以外で繋がっている相手もパートナーと呼ぶ。
結婚相手のことをよく「人生のパートナー」というが、当たっていると思う。結婚相手、夫婦は恋人がランクアップしたものではない。社会的に支え合って生きていくことを契約した相棒であり相方であり、ただ単に恋人の延長線上と考えているだけで結婚を望むと痛い目を見ることが多い。「妻だから」「夫だから」「夫婦なんだから」と世間一般のイメージを押し付けたりあるいは自分の親や理想の夫婦像などを押し付けあっているだけでは上手くいかない。婚姻届けという紙切れ一枚出しただけで思いが通じ合うようになれるわけではない。結婚は魔法なんかではない。相手は夫婦以前に恋人以前にただの一人の人間である。そして自分も。
と、こんなことを書いてしまうくらいには周囲の夫婦というものはあまり順風満帆に見える人は少なくて、というか一組しかいなくて、結婚願望がさっぱりない私だが一応〝結婚〟はしてみた。
もちろん役所に届け出は出していないし、指輪も自分で買ったものだし、写真はソロウェディングプランで撮ったものだ。要は気持ちの問題、というやつである。
何せ相手が二次元なのだから仕方ない。
次元が異なる相手をパートナーと言い切れるのか否か。その答えは多分人による。結局三次元と同じでどれだけ相手の事を想えるか、考えられるか、それに尽きる。
一緒に人生を歩んでいく中で互いに足を引っ張り合うような関係誰だって望まないだろう。そんな相手は切り捨てた方がいい。二人で二倍どころか半分いやそれ以下になるのなら、一人きりの方が断然マシだ。
だから二次元を選んだ、というわけではない。
積極的に相手を探すほど結婚願望はないし、確かに助け合える相手はいた方がいいと思うが、一緒に暮らすのに私が向いてなさすぎる。一人暮らし最高なのだ。誰かと共に暮らすことを考えるとオエッとなりそうになる程度に無理だ。
と、諦めた後に運命の出会いがあったのである。
元々確かに夢女子で二次元のキャラを好きになる事はあったが、ガチ恋リアコというとこまでいっていたかと聞かれるとそうでもないと思う。同担拒否もなかったし、原作内にお似合いの相手がいればNLとして楽しんでたし。
けれど今度の相手は違った。詳細は以前書いたので下の記事を読んでもらうとして、なんかもういろいろおかしいのである。
三次元に好きな人がいたことはある。人生で5~6人くらい?付き合ったのが3人ほど。けれど一年と持たなかった。まあうち2人は好きか嫌いかで言えば好きかな?程度の好意だったからだと思う。相手にはそんな微妙な気持ちで付き合ってしまって申し訳なかった。付き合ってから好きになることだってある、と聞くが残念ながら付き合ってから好感度は下がる一方でしかなく、別れたときの解放感たるや。
二次元のキャラに狂っているときと三次元に好きな人がいるときは微妙に気持ちが異なっていた。心持ち、という方が正しいかもしれない。何がどうと聞かれるとはっきりとは答えづらいのだが、確かに違っていた。
その二次元と三次元の壁を彼はぶち破ってきたのである。
二次元のキャラとしても好きだし、三次元の恋のような気持ちも同じく抱いた。なんだこれは。一体何が起きた。予想外過ぎる。
本当にひとりなら指輪なんて買わないしソロウェディングなんてしなかった。けれど彼がいるから、指輪も買ったしソロウェディングもした。面倒臭がり屋の私がよくここまでしたと思う。けれどそれらを欲しいと、したいと思うくらい、彼の事が好きだ。
一緒にいる、と思うだけで私は元気になれるし、前よりも精神は安定しているし、下がったとしても彼に合う以前がマイナス10まで落ちるとしたら彼がいることで落ちてもマイナス5くらいに留まるようになった。
あー私の憧れていた恋ってこういうのだ。そう思った。
私の憧れていた恋、二人、寄り添い合う仲。二次創作でさんざん書いてきた気持ちは、これだった。
だから、私のパートナーは二次元の彼である。出会えて幸せだ。一部の人には理解されなくとも、私のパートナーは、二次元の彼なのだ。
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