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【2019年の総括】今年やったことまとめてみます

どうも、ギタリスト、トラックメイカーの池田aka.しけめんです。

2019年ももう終わるということで、年末はどのようにお過ごしでしょうか?

そして、みなさまに置かれてはどんな一年になりましたでしょうか?

来たる2020年をより良い一年にすべく、本年の総括をします、いくぜ。

上半期

上半期はバンドのMV撮影がありましたが、このプロジェクトはなかなか重かった。
MV撮影のプロジェクトなんて勧めたことないし、何をどう用意すればいいのかまったくわからない。
でも、始めたからには終わらせないとね、と思い駆けずり回りました。
おかげ様で、この単位のプロジェクトなら回せるんだな、という気づきと自信を得られた思います。
思えば、だんだんと自分のフォーカスするプロジェクトの単位が俯瞰し始めているような気がする。
最初は、本当に一曲単位で息切れしているようなキャパの狭さ。
それがアルバム単位、半年単位、年単位、時間的に、リソース的に、大きなものを捉えられるようになった実感のある一年でした。
今度は、チームとして必要最小限の有効な動きをもってスムーズにプロジェクトを進めていくことができたら最高です。

それから、楽曲の制作環境が大きく変わりましたね。
ずっとデクストップPCを使っていたんだけど、Macbookに乗り換えました。
メンバーのDAWソフトを全員Logicに統一することで、楽曲プロジェクトのやりとりをすべてクラウド上で行えるようになりました。
これが本当に便利で、変更や修正の意図が新鮮なうちに把握できること、プロジェクトのスムーズな引き継ぎができるなど、メリットだらけです。
作業がスムーズになると、手を動かす時間が増えます。
そのおかげなのか、トライアンドエラーの回数が増え、明確な意図をもってアレンジする力がついた気がします。
上半期はこんな感じ。

下半期

下半期は、2つの個人制作EPに集中しました。
撮りためていたり、頭の中になんとなく鳴っていたフレーズの断片を広げたり、繋いでいったりする作業。
曲を人に聴かせられる状態に調理するまで全て自分で完結させるという制約、うまく立ち向かえたんじゃないでしょうか。
バンドの活動、これは「相手が出したアイデアに、自分のフィルターを通して解答をする」、あるいは「自分のアイデアに自分では思ってもみなかったケミストリーをぶつけられることを期待する行為」だと思います。
反面、トラックメイクで対面するのは自分だけ。

元来オタク気質な人間なので、操作主義(小難しいことをしたい、楽器をガチャガチャ弾きたいという欲)と出音主義(難しいとか簡単とか、そういう次元は関係なく、スピーカーから出た音こそ至高、という主義)のせめぎ合いがあったことは否定できません。
操作、つまり演奏技術、音楽知識はあくまで道具に過ぎないわけで、その道具の存在理由は、その音楽を聴いた人間の気持ちを動かすことだと思うのです。
頭ではわかっているけど、気づいたら操作主義に陥ってしまう。何回かそういう場面がありました。
これからもたぶんそうでしょう。

最近、栗原康さん著作『死してなお踊れ: 一遍上人伝(河出文庫)』という本を読んでいました。
踊念仏を広めた一遍上人という人を題材にした本なのですが、ハッとさせられる場面がありました。
一遍上人はひたすら、「成仏したいなら自分を捨てろ、捨てろというこだわりすら捨てろ、ただ念仏を唱えれば良い」と言っていました。あーこれだわ、と思いました。

難しいことも簡単なことも、そういう次元で捉えず、ただ楽曲を聴いてくれた人の心を動かすことにフォーカスして必要であるのであれば鍛錬していけば良いんだな、と。
わかってはいたけど忘れがちな、大切なことです。

さらに言えば、これは師匠にも言われたことだけど、別にバンドだけに集中しなくてもいいじゃん、と思い始めました。
自分で楽曲を完成させることができたのだから、自力で音楽を作って、聞きたい人に聞いてもらうことはもうできる。
バンドにはバンドの良さがあるけど、人間が数人集まって一つのことをするというのは、とても労力がかかります。
バンドが上手く機能できないからモヤモヤしてる暇があったら、自分の手を動かそう、そう思いました次第です。
あくまで、自分が音楽という媒体にこだわる理由は「良いと思った音楽を共有する」ことが根っこにあるわけなのだから、バンドに拘らなくてもいいのかも。

終わりに

こういう心境の変化もありまして、
2020年は、個人的な活動を本格的にしていきたいです!

改めて、本年も沢山の方々に支えられながら活動できました。本当にありがとうございました。
新年も引き続きよろしくお願いいたします!!!

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