例に漏れた乃其望さんの話_230615
2023.06.15.Thu.
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職場でトラブルが起きて肉体的にも精神的にもコテンパンにやられた四方です。
トラブル中は、「これが終わったらどっかに飛んで行ってやる!」とか「たぶん倒れる」とか思っていましたが、終わってみるとちょっと楽しかったなという爽快感とちょっとの筋肉痛で意外と平気なので、これがまた厄介な人生を歩んでいるな、と自認しました。
今日は、劇団フジでもトップレベルでタフな[稲田乃其望]さんの出演者紹介です。
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例に漏れて当て書きをしています。
以前、劇団員には当て書きをしない、と書いた。
だが、乃其望さんの役[香川奈帆]に関しては、乃其望さんがやるていで、完全に当て書きをしている。
今日はその理由をいくつか挙げる回にしたいと思う。
①やることがいっぱい
乃其望さんは役者以外にも、演出助手をお願いしていたり、照明のプランをしていただいたり、要するに表と裏と出演者のお世話と、いろんな肩書きで立ち回っていただいている。
だから、あまりに大きくご自身と乖離する役をあてがうと役づくりにかける時間も労力もすごくかかる。
というわけで、乃其望さんの声と肉体で表現することが難すぎないキャラクターを描いていったつもりだ。
ただ、語弊を生んでいる気がするので断っておくが、決して乃其望さんが他の劇団員よりラクができるというわけではない。
当て書きというのはあくまで、俳優の道具である言葉(科白)・声・肉体を想像して書いていくものであって、
俳優自身のバックボーンやキャラクターの心の中までは考慮しきれない。
現に、お子さんがいない乃其望さんに娘が2人いる奈帆さんを当てているし、性格もずいぶん違うと先日のラジオでおっしゃっていた。
俳優は、気持ちの部分と肉体表現の部分と、その両方を深く考えなくてはいけなくて、当て書きで救えるのはあくまで肉体表現の部分だと思う。
乃其望さんの中で、奈帆さんの気持ちと折り合いがつけば、自然と表現は落ち着いていくだろうという(あくまで作家側の)目論見だ。当たるか外れるかはご本人と演出サイドにしかわからないだろうが。
②作品を支える立ち回り
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