志奈が演る役で、脚本の解剖を。_230628
2023.06.28.Wed.
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本番1週間前。車の中で、しゃべりながら、録音を文字起こしするという形で、コラムを書いております。 書いているというか、しゃべっているというか、わからないんですけれど。
今日は、徳富幸奈さんの話をしたいと思います。
(編集後記)なんか、本番3日前にして、もしかしてこんなに脚本を解説していくと、舞台を見ていても面白くもなんともないんじゃなかろうか!という気がしていますが、気にせず書き進めます。読むタイミングはみなさんにお任せします。
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志奈にやってもらう役
[徳冨志奈]さんは、去年も出ていただいて、去年は女子高生の役をあてがった。
今年は大学を卒業してすぐぐらいの女性の役をしていただく予定で、[鈴木梓]という役だ。舞台となるのが田舎町のカフェなのだが、そのカフェの店主が梓だ。
去年は、写真だけを見て彼女の役を書きあげたのだが、今年は彼女自身のこともちょっとは知っているから、ちょっと彼女にしては難しい役を配置したつもりだし、一方で、彼女自身が役者としてだけじゃなく、人間として持っている面白さみたいなものを引き出せばいいなと思って描いていった。 当て書きというやつだ。
彼女自身は、たぶん科白の言い回しに苦戦をしているだろうし、 その役というものに対してどういうふうに向き合っていこうかということは、すごく悩みどころだと思う。
だけど一方でこれをちょっと頑張ってうまくできるようになると、彼女自身の面白さみたいなのが出てきて、メインキャストではなくてもこの作品には必要不可欠な、この作品が面白かったなって思える要因になる、そんな役になると思う。
彼女の素の面白さ、素の人間としての面白さが役から滲み出てくれるといいなというふうに思いながら、稽古を見る。
作品全体の中での梓の位置付け
なんか、キャスト紹介のコラムを書き始めると、どうしても脚本の話になってしまいがちなのが嫌なのだけど、今日も脚本の話をしたいと思う。
今回の舞台となる田舎町のカフェ。このカフェでいろんなことが起こっていくわけだけど、ここのカフェの店主という位置づけで、[鈴木梓]という人を登場させている。
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