役を捉える_240519
2024.05.19.Sun.
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今日は昨日の続きてす。
昨日の記事はこちら。
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今回のヒロインは中学生の女の子。
うちの若手の木部未菜実が演じる。
今日は彼女の特訓みたいなことに半日くらいかけた。
本当に難しい役だなと思っていて、例えば自分がこの役をもらったとしても、なかなか一筋縄で表現ができるわけではないなと思いつつ、 言葉を探しながら、演出者としての役割を果たそうとしていく。
きっと今回の台本の中では一番二番くらい難しい役の一つで、それを木部のすごく少ない経験値の中で表現しようと思うと難しいのは百も承知の上。
うちの劇団員は気持ちを大切にとか、気持ちがどうだっていう話をするから、彼女自身も、「気持ちがつかみ切れていない」とか「気持ちが理解しきれていない」っていうような表現をよく使う。
そんな表現は、我々もするし、彼女自身もそこに課題意識を覚えているようだけど、
ずっと、なんかそういうことじゃないのではないか?みたいな気持ちもある。
今回の稽古でも何度かそうじゃないアプローチをしたつもりなんだけど、本人にどこまで伝わっているんだろうか。
ここのところずっと、気持ちの話しか稽古場日記に出てこないところをみると、まだまだこちらの言葉足らず・力不足な気がするから難しい。
なんというか人間の個性っていうのは、というか人間に限らず、物の特徴っていうのは、他者との関係とか他の物との関係でしか言語化できないと思っていて(辞書の説明なんかがいい例)、
私と他の多くの人とはここが違うから、だからこれが私の個性なんだ!みたいなことを見つけていかないとその人“らしさ”なんてものは見出せないというのがぼくの考え。
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