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プロットに並べた文章たち_250112

2025.01.12.Sun.


新年が明けて、まもなく半月が立つという事実に驚きを隠せません。

年末年始のスペシャルドラマも一通り見終わって、あらためて「今」という時代を考えました。
「暴れん坊将軍」、はじめて見ました。今年は戦後80年ですが、江戸幕府は戦国時代のあと100年幕府を続けたわけで、飢饉やらナンヤラいろいろあったこともひっくるめて学び直してみると面白い時代かもな…なんて思っていました。


今日は、先週脚本の話をしかけていたので今日はその続き。

まずは「プロット」の話から。

こんなことを書いています

前回の記事でプロットのことを「設計図」と表現したけれど、改めて辞書を引いてみるとこんな感じ。

プロット(plot)
[名](スル)
小説・演劇・映画などの筋・構想。
統計などで、データを図表上に示すこと。
[類語](1仕組み

「デジタル大辞泉」コトバンク

個人的には、脚本術とか演劇学とか体系的に習ったことはなくて、学生のころに見よう見まねで勢いだけで書き始めたのが最初で、

劇団でも書いてみる?となったタイミングで、ちゃんと勉強した方がいいのかもしれないな、と思い始めていろいろ調べてみた数年前の四方。

すると、どうやら書く前に「プロット」というのを書くらしいということがわかってきて、
じゃあ「プロットって何だ?」という壁にあたり、ネット記事を当たったり関連した本を読んでみたりした。

だけど、書式みたいなものが見当たらない。
そして、そのうち色々な劇作家の方の話を聞くうちに、どうやら「決まった書式も決まった書き方もない」ということが分かって、

なんなら、名の知れた作家さんでさえ「プロットを書いたことがない」「稽古がはじまってから書き始めるから後戻りできない」みたいな人もいたりして、

専門で学んでいる人もあくまで「誰かの」方法論でしかないらしいということを、最近ようやく理解した。

実に変なお仕事です。

とはいえ、前回も触れたようにチラシのデザインは発注しなくてはいけないし、いろんな人との打ち合わせも少しずつ始まるということで、
今年は、ちょっと本気でプロットにチャレンジしてみることにした。

この間に学んだことや出会ったプロットや企画書を参考にしながら、オリジナルのフォーマットを作ったりなんかして。笑。

大したことは書いていないけれど、書いている項目を洗い出すとこんな感じ。

  1. タイトル

  2. 所要時間

  3. ログライン

  4. コンセプト

  5. あらすじ

  6. ストーリー展開(時間付き)

  7. 主な登場人物

今日は、せっかくなので、コンセプトとあらすじをそのままご紹介するのと、現段階で考えている「時間の話」を残しておこうと思う。

コンセプト

コンセプトは前回も触れたのであえて詳しくは書かないけれど、プロットに明文化したものを残しておこうと思う。
ここは、作品の根幹なのでこれから台本を書く中で「おそらく」「絶対に」変わらない部分だ(どっち!)。

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劇団フジ大阪第32回6月劇場「Triangle(仮題)」の作・演出コラムです。本番(6/22-23)後1ヶ月のあいだ、リアルタムで稽古中に…

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