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in 網走

前回のあらすじ

 短いシカは仕事の都合で北海道、士別に来ていた。そんな短いシカに上司は意外な言葉を言い放つ。「シカちゃん、ところで君、銭湯は好きかい…?」

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「……」


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「大好き!!!」


in 網走

 三度の飯より銭湯が好き、「暇な時何してる?」と聞かれたら「ととのってる」と答える生粋の銭湯民族、短いシカです。地方出張で1番楽しみにしていたのは実はご当地銭湯なのです。今日は北海道で堪能した銭湯のうち、特によかった3つの銭湯をご紹介します。

○Spa alpa (旭川)

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 アートホテル旭川に併設されるSpa alpa。ここの魅力は何といっても湯のバリエーションの多さ。温浴風呂、寝風呂、ジャグジー、ハイパージェットバス、水風呂、遠赤外線サウナ、ミストサウナ、そして低温バス…!



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 この低温バスのお陰で交互浴の可能性が無限に広がるのです。水風呂が苦手な方はサウナ→低温バスで擬似的な交互浴を味わえますし、低温バスで体を慣らしてから水風呂というステップで『段階ととのい』を体感することが出来ます。

 最初はホテル併設のお風呂と油断していたのですが、湯の種類の多さと適切な温度調節に圧倒されました。短いシカ、無事ととのいました。

○朝日地域交流施設『和が舎』(士別)

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 その名が冠する通り、ここは銭湯ではありません。地元の人々が集い、スキーやゴルフを興じる人達が合宿に利用するような地域交流施設です。その中に銭湯が併設されているのですが、『銭湯』という冠が無い故に見つけるのが困難な穴場銭湯なのです!

 前回、一緒にパークゴルフに興じた上司に教えて貰い、その日の内にお邪魔してきました。ここは大浴場形式で高温湯と低温湯、水風呂にサウナ、シンプルな構成です。お風呂場の大きな窓枠の向こうは高い柵に囲まれたお庭があり、そこには小さな雀が可愛く囀っています。

 構成としては簡素ですが、「銭湯の魅力は湯のみにあらず、その環境にあり」とはよく言ったもので、大自然に囲まれた交流施設、大浴場の高い天井に大きな窓から覗く清涼な空、粛々と湯を楽しむ地元の方々……心地よい絶妙な空間が演出されておりました。直前のパークゴルフで身体がバキバキになった短いシカですが、この日も無事ととのいました。

○湯元山水美肌の湯(網走)

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 そして士別を離れ網走に向かった短いシカが行き着いたのは女満別空港近く、美肌の湯でした。ここの魅力は何と言ってもALLアルカリ水温泉であるということ。内風呂に水風呂、露天はもちろんシャワーヘッドから流れる水も全てがアルカリ水の温泉なのです。これはとんでもない銭湯ですよ……!

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 ここの魅力は水質だけではありません。東屋造りの天然石の浴槽の風情が堪らなく良いのです。御影石、北見鉄平石を敷き詰めた浴槽などもあり、随所に拘りが見て取れます。そして何より露天に嗅ぐわう自然のにおい……北の大地の澄んだ空気、畑の肥やしのにおい、近隣の女満別湖から吹き込む爽やかな風……何とも言えない開放感を演出してくれます。自然と調和した見事な露天風呂、堪能させて頂きました。短いシカ、当然ととのいました。

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 今回は北海道で特に良かった銭湯を3つ紹介しました。北海道は北国故か、湯の文化水準が非常に高い地域だと思いました。紹介した3つ以外にも素敵な銭湯は沢山ありますので、皆さんも北海道に遊びに行った際には是非とも湯を満喫して来てください*^^*

さて、湯を満喫してご満悦な短いシカ、そんなシカに上司は予想外の言葉を告げる!

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果たして短いシカは北海道を最後までエンジョイすることが出来るのか?
次回、短いシカ in 北海道最終回
『ウニ…うめ…うめ…』に続く

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