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黒白日記 230601#021

今日は「写真の日」。というわけでカメラグランプリ2023の贈呈式があり、選考委員の僕も出席してまいりました。って後ろで座って拍手するだけの(選考に比べたら)簡単な仕事ですが。

というわけで拍手以外やることもないので、K-3モノクロームでなんとなく式の様子を撮っていた。ふつうこういうときにモノクロでは撮らんよな…と思ったけれど、カメラグランプリが始まった40年前はそうでもなかったと思う。新聞や雑誌のモノクロページは、モノクロフィルムで撮って紙焼きで入稿していた。僕も編集者時代、カメラマンから紙焼きを受け取ったり、あるいはラボにモノクロの紙焼きを発注したりしていた。

ちなみにそんな時代である1984年に登場して、昨年リバイバルしたライカM6もカメラ記者クラブ賞を受賞したのだが、ライカの方がスピーチで1984年に何があったかを話していた。マイケル・ジャクソンがグラミー賞総なめとか、ロス疑惑、ロス五輪、コアラ初来日、シンボリルドルフ三冠などなど。僕は小学5年生なのでいろいろ記憶はあるけれど、そんな時代から今の間に、AFが登場して、フィルムがデジタルに置き換わって、そして今はAI。

そして僕は2023年に発売されながら、AIとほとんど関係ないカメラで帰り道を撮るのだった。

■□K-3 Mark III Monochrome +
HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR

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