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これで誰でもマルシル!アンブロシアの作り方!

あの夏コミの写真で、地味に見かけたコメントが「なんか杖のクオリティやたら高いな」。目の付け所がシャープですね。そう、なにせこの杖は私のお手製なのである!!!

は〜、本当に作ってよかった。できた瞬間「うちにアンブロシアがある…マルシルは存在したんだ…」ってほろほろ泣いちゃったくらいのクオリティです。笑

マルシルの杖は「アンブロシア」という素敵な名前がついています。(大ガエルの回参照)アンブロシア、市販のものを購入しようとしていましたが、いまいち質感に納得がいかなかったので……作ってみました!´-

そして作り方をまとめてみました!あくまで私が作った方法を書き記すもので、もしかしたらもっといい材料があるかもしれないし、特に塗装方法や接着剤周りのことには自信がありません。作る際は自己責任でお願いいたします。


アンブロシア全体図

全長130cmくらい。先端の丸の部分で25cm、柄の部分が100cmくらいです。

丸の部分はほぼリース購入時の状態です。すこし太さを出したくて、最後に5本くらい追加で巻きました。

さて、では材料です。

材料

  1. 木のリース×5個

  2. 造花の葉っぱ×1つ🌱

  3. 塩ビパイプ(100cmくらい)×1本

  4. ミッチャクロン×1本

  5. 染めQ エスプレッソブラウンちいさいの×1本

  6. 焦茶色のワイヤー20m×1本

  7. 接着剤(グルーガンは非推奨)

  8. バンス(髪留めのぐわっとした大きいクリップ)

1.木のリース×5個

私はセリア、ダイソーで見かけました。少しお高くなりますが、アマゾンなどにもありました。25cmくらいです。1つは先端に、あとの4つはほどいて枝として使用します。ちょっとあまります。

2.造花の葉っぱ×1つ🌱

こんな感じの葉っぱを調達しましょう。100均の造花コーナーに生えてます。大きめの、二股の葉っぱが良いです。ちょうどこんな感じの→🌱

3.バンス(髪留めのぐわっとした大きいクリップ)

これも100均で買えます。こんなかわいいのじゃなくていいので、4つくらい100均で買いましょう。枝をパイプに押さえつけるのに使います。

4.塩ビパイプ(100cmくらい)×1本

URL貼ろうと思ったけど、そこから買って「ちがうじゃん!」って人が現れたら悲しいので、イメージ写真だけ貼っておきます。このグレーのです。曲がってないやつです。

ホームセンターに売ってます。「塩ビパイプがほしいです」「排水用のやつです」と店員さんに言えば案内してくれます。私が使ったのは直径3cmくらいのグレーのやつ。鉄パイプじゃなくて塩ビパイプなので間違えないでね。

5.ミッチャクロン×1本

塩ビパイプを茶色に塗る……前に、直接塗装しても色が乗らないので下地を塗ります。ミッチャクロン以外に「ジェッソ」と呼ばれるものもありますが、今回はスプレータイプで楽ちんなこちらで。

6.染めQ エスプレッソブラウンちいさいの×1本

ミッチャクロンが乾いたら、このスプレーで塩ビパイプを茶色くします。

7.焦茶色のワイヤー20m×1本

パイプに枝を仮止めしたり、最後に丸と柄を接合するのに使います。20mは多いだろ…とおもったら、最終的になくなりました。

8.接着剤(グルーガンは非推奨)

結構剥がれちゃってます。ほとんどワイヤーと、枝同士で押さえあってます。

巻き始めの太い枝を固定するのに使ったり、細くて柔らかい先端をおさえるのに使います。枝の反発力が強い箇所を無理に留めようとしてもいうこときいてくれません。

グルーガンは粘性が高くてしっかり枝をキャッチしてくれるし、すぐ乾くから造形初心者的には1番扱いやすい接着剤ではあります。

ただできあがりがちょっと汚くなるのと、暑い日は溶ける可能性があるので一応非推奨です。「完成度よりまずは完成させることが目標!」な私みたいな初心者さんは、一旦グルーガンでもいいかもしれません。

材料が揃ったら、作っていく!

まずはリースをほどく

まずはリースを丁寧にほどきます。私が買ったやつは接着剤などは使われておらず、枝の先端を探して引っこ抜いていけば割と簡単にほどけました。なるべく長い枝を使いたいので、折らないようにね〜

ほどいた枝を水につける

私は湯船でやりました。丸2日浸けました。でも本当は1週間とかやると、もっとやわらかくなるのかも。

塩ビパイプにミッチャクロン→染めQ→染めQ(2度塗り)

※スプレー類は屋外か、よく換気した場所でマスクをして使いましょう。死にます。ダンジョンの外では蘇生できません。

塩ビパイプに色を塗る…前に下地のミッチャクロンを忘れずに!(なくてもできるかもだけど、よくわからない)(多分あった方がいい)厚塗りすると乾かないので、さーっと1度塗り→乾いたら2度目の塗りへ。

染めQはムラになりやすいのでうすーくサーーーーっと、常に腕を動かして均等に薄く塗ります。20cmくらい離して塗りました。乾くまで時間がかかるので時間に余裕がある日にやりましょう。乾くまでの時間は商品の裏面を参照してね。

枝を巻きつけるときのポイント

枝1本につき、多くても3点留めくらいに留めています。

人に説明すると思ってなかったので、製作中の写真これがラストです。すみません(苦笑)写真手前が杖の上部、奥が下部にあたります〜

ポイントはこちら!
・上側は枝の太い部分、下側が枝の細い部分になるようにする
・最初は太い枝を貼り、後半は細い枝で編んだり縛ったりするイメージ
・パイプにうまくそってくれる、ちょうどいい曲がり具合の枝を探しながら(反っちゃった枝は、接着剤を使ってもうまく固定されない)
・色の明るい枝はしなりやすくて扱いやすいので、貴重
・使う直前まで湯船につけっぱなしで(少しでも乾燥するとパキ!)

まずは1本やってみよう。

まずはパイプの最上部から、枝を1本貼り付けてみましょう。

色が明るくて(明るいやつはしなりやすい)、ある程度太さがあって、長い枝を1本湯船から選んできます!そして上部に斜め10°くらいにして貼り付けます。最上部は最後見えなくなるので、接着剤たくさん使って汚くなっちゃっても気にしないでOK🌱

この時「枝のどの部分ならパイプにそわせやすいか」も考えてみて!枝の端より真ん中の方がパイプにそわせやすい時もあるので、その際はちょっと上の部分をはみ出させちゃっていいです。図を書いたけど伝わるかなあ……。

最上部を接着したら、下の方を軽くパイプに巻きつけてください!そうするとパイプの中間くらいで、もう1箇所くらいうまく接着できそうな位置があると思います。そこを接着しちゃいましょう!なるべく浮かないようにちょっと下に引っ張り気味でね。

はみ出た上部や、浮いてる先端はあとで良い感じにしていくので、一旦放っておいてOK!

2本目もつけてみよう

1本貼り付けたら、もう1本同じような太くて明るくて長い枝を持ってきましょう。1本目の真隣に、隙間をあけずに並べて貼ります!

貼れたらまた手で軽くパイプに巻いてみて、接着できそうなところを探して、少し下に引っ張って接着。

ここまでできたら多分もう位置を直したりはないと思うので、1本目も2本目も、パイプからはみ出た部分はペンチで切っちゃいましょう。

以降は
最上部うまいこと貼る

下の方巻いてみて反りが少ないところを見つける

パイプからの浮きがあんまりなくなるよう、軽く下側に引っ張りながら接着

はみ出た最上部を切る

の繰り返しになります。パイプの最上部が枝で埋めつくされるまで、この感じでいきましょう。

5本目くらい

そろそろ放置してた下の部分を貼り付けます。一旦最上部を仮留めしたいので、バンス(大きいクリップ)かワイヤーでぎゅぎゅっとしちゃいます。

さっきまでは重ならないように敷き詰めてもらいましたが、最上部以外は編んだ感じを出したいので、可能なかぎり枝同士交差させつつ接着します。1番硬くて言うこと聞かなそうな枝を貼っちゃう→その上にクロスさせる感じで。

柔らかいツルみたいな感じの枝があったら、きつめに角度をつけて他の枝を縛りあげるのもコツ!下の写真の矢印の枝みたいな感じです!

資料不足につき再登場(笑)上部は平行に敷き詰める、下部はクロスのイメージ…
あ、ワイヤーやバンスの仮留めもちょうど写ってた!参考にしてね。

先端の接着が終わったら、こちらもバンスかワイヤーで仮留めしましょう。以降は最上部並べる→下を交差させて留めるの繰り返しです!

2段目以降

最上部が枝で埋まったら、下の隙間を埋めるようにもう1段くらい貼っちゃいましょう。それも埋まったら、さらに下部に進んじゃいましょう。

手順は基本的に同じですが、下の方をクロスしたりくぐらせたり、適宜いい感じにしてください!!!!!(もう説明を諦めた)

さっきお伝えしたポイントだけ押さえれば大丈夫だと…
あと下部は細くなるようにしたいので、あんまり枝を重ねないようにしてね!

最後の方

もしまだ浮いてきちゃいそうな枝があったら、最後にツルみたいな細い枝を探してきて、ぐるぐるーっと巻いちゃいます。

1番下の部分

最下部は、4cmくらい枝が余るようにしてパチンと切ります。最後はパイプが見えないように、パイプの内側にあまった枝を折りこみましょう。

リースを少し太くする

上部の丸は、リースをほぼそのまま使います。ただこのままだと少し小さいので、3〜5本くらい枝を追加します。ぐるぐるっと、いい感じにねじこみましょう。

柄と丸を合体

完成したら、柄と丸をワイヤーで繋ぎます。焦茶色のワイヤーでぐるぐる巻きにするだけですが、最後横向きに巻いてる部分は交差したり斜めにならないよう、丁寧に巻くとかわいいです!

まず柄の上部の枝が動かないように5周くらいする→丸にワイヤーをまわす→また柄に一巻き→丸にワイヤーをまわす→また柄に……を繰り返して、丸がいい感じに固定されたら、最後は下からぐるぐるとワイヤーを巻き付けます。

ヒモと違って、ぎゅっと締めても全体に力がかからないので、こまめにぎゅぎゅっとしてあげましょう。椅子に座って足で杖をはさんでやりました。手伝える人がいるなら、手伝ってもらおうね(大変だった)

葉っぱをつける

造花の葉っぱをくっつけたら完成!

すっごい雑ですみません

いや雑なつもりはないのですが、結構その場その場で枝の様子を見ながらやったので、なんと説明したらよいものかわからず……;;

もし作ってみてわからなければ、鹿乃にDMやコメントしていただければお答えします!

もし作った方がいたら、ぜひ私にお写真おくってください!みんなのお手製アンブロシアが見たいです!(私利私欲)


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