今日(2023/2/6)帰国した人による、ベトナム旅行最新事情メモ
シンチャオ!
年末年始の韓国旅行では飽き足らず、ベトナムまで行ってきたしかです!
以前こちらの記事で、韓国ではeビザ的なものの事前申請と、検疫情報の事前登録が必要になった話を書きましたが……なんとベトナムでは特別な手続きは何も要りません!入国に関してはコロナ前とまったく同じ!
今日思い立って出国しても入国できちゃいます。
ということで久々に、あるいは初めてベトナムへ行ってみよう!という方に向けて、自分が実際に見聞きしたことに基づく最新情報をご紹介します。
注1:内容は日本国籍かつ日本在住者向けとなります
注2:執筆時点での最新情報であることを保証しますが、その後のアップデートはできていない可能性があります。ご了承ください。
コロナ禍でのベトナム入出国に必要なものは?
ベトナム入国に必要なもの
最初に書いた通り、コロナ前と同じです。
PCR検査やワクチン接種証明書等は必要ありません。
ただし注意するポイントが2つ。
①コロナウイルス対応の海外旅行保険に加入することが、公式に強く推奨されています。
入国の「要件」ではなく、滞在中、特に「見せろ」と言われることはありませんでした。ただし本当に罹った時のためにも、念のため保険に加入して、英文の証書をプリントアウトしておくことをお勧めします。
損保ジャパンの海外旅行保険「off!」は、出発前なら当日でもオンラインで契約でき、条件を満たしているのでオススメです。
②入国時、帰りのeチケットの提示を求められることがあります。
これはコロナ前からです。スマホはバッテリー切れ等も怖いので、印刷しておくと安心ですね。ちなみに自分はハノイで入国して提示不要でした。なぜか入国時の搭乗券はチェックされたけど。
ホーチミンはより厳しいという噂もあるようです。
日本への帰国に必要なもの
現在、日本政府に特別な制限はかけられていません。
他の国から帰国するときと同様、以下のものを用意しましょう。
ベトナム側の空港で、コロナワクチン3回の接種証明書(和文可)または72時間以内のPCR検査結果を見せないと日本行きの便に搭乗できません。
VisitJapanで検疫情報・税関情報を登録しておくとスムーズに出国できます。
※検疫情報はコロナワクチン3回の接種証明書の画像が必要です。いずれも、詳しくは韓国の時の記事を参考にしてくださいね。
ネットのベトナム情報はいまいちあてにならない!
オンラインでいろいろ調べたのですが、大半がコロナ前の情報なせいか、ところどころ調べた情報と違う!ということが多かったです。
情報サイトは参考にしつつも、鵜呑みにしすぎないように気を付けてくださいね。
鉄道チケットは日本のカードでも買える!?
情報サイトでは、日本のクレジットカードでは公式サイトから購入できない、というのが通説ですが……自分は公式ホームページでEPOSカード(VISA)と決済手段「napas」の組み合わせで購入できました。
他のカードや決済手段の組み合わせではNGだったので、不確実な方法ではありますが、決済が通りさえすれば安くかつ確実に空席を抑えられるので、試してみてください!
(後述のように、予約サイトもちょっと不確実なのです)
自力で購入できない場合、12goというタイの旅行会社で購入することができます。
ただしリアルタイムに購入できるわけではないため、残席があったチケットを購入しても、タイムラグで売り切れてしまうことがあります。
その場合、代替手段の提案がメールで来て、英文でメールをやり取りすることになりますので、メールのチェックをこまめにしたほうが良いです。
なお鉄道の公式ホームページでは購入しなくても残席を確認できますので、残席が十分にありそうなことを確認してから利用するほうが無難だと思います。
自分は実際にそれで移動が危なくなった区間があります。
(12goの再手配を待っていたら危なかったので、自分で公式ページからすぐに別便を手配して事なきを得ました。12goのほうはメールでキャンセルの旨を伝えたら大丈夫でしたが、払い戻し手数料は引かれるようです)
なおベトナムの鉄道は比較的時間を守って、遅れても数分程度と言われていますが、自分はハノイ→フエで20分以上遅延しました。なんでもそうですが、ギリギリなスケジュールを組むのはやめましょう。
スパの営業について
情報サイトでおすすめされているスパでも、閉店・臨時休業・サービス内容が違う、というケースが多いようです。
コロナ禍でも日本人が多く訪れている韓国等に比べると、最新情報が極端に少ないと感じます。現地では想定外の事態に備えましょう。
参考までに、今回実際にボディマッサージを利用したスパをご紹介します。
どちらもオススメです。
なお多くのスパの共通事項として、前後にドリンクのサービスがあります。またお手洗いは案内されないので、心配な場合はマッサージを受ける前に自己申告して借してもらいましょう。
ハノイ Omamori Spa https://omamorispa.com/
大聖堂近くにある、目の不自由な方が活躍しているスパです。自分は予約なしで入れましたがオンライン予約もできるようです。チップ不要で、初心者も使いやすいです。
情報サイトでは「シャワーが無料で使える」とありましたが、実際にはそんなサービスはありませんでした。
マッサージは超一流だと思います!時間があるなら、2hコースをおすすめします。「禅 in the heart」というメニューは4種類のマッサージの組み合わせメニューで、迷ったらおすすめです!
カード払いOK
フエ Alba Spa Hotel https://www.albaboutiquehotels.com/
新市街にある、ジャグジーが使えるスパです。(要水着持参)
ホテルですが、宿泊客以外も利用できます。夜行列車でフエを発つ前に汗を流せるのでおすすめ!
自分は予約なしで入れましたが、予約が結構入っていたので、マッサージを受けたい場合は予約したほうがいいかもしれません。
ジャグジーだけのプランなら、特に制限はなさそうでした。カード払いOKですが、チップは現金なので注意。
自分は100kドン(500円)にしました。
日本に住んでいる日本人でもGrabは使える?
日本の携帯電話番号だと、クレジットカードが登録できないとかいろいろ言われていますが……VIEWカード(JCB)で登録できました!
ただし登録できなかったカードもあります(自分の場合、EPOSはダメでした……)。お手持ちのカードによってはできないかもしれませんが、使えると便利なのでぜひトライしてみてください。
ちなみにアカウント作成にはSMS認証が必要なため、日本であらかじめ作成しておくことを推奨します。日本の電話番号でも大丈夫です。
またクレジットカードの登録も、日本でできます。なぜか「現地にいないと登録できない」という情報が散見されますが、自分の場合は日本でもできたので、日本で全部やっておくと安心だと思います。
ベトナムのコロナ事情は?
入国時になにも求めていないくらいなので、かなり「ゆるい」と言えます。
市民や観光客も、マスクをしている人は少ないし、店頭に消毒液が置いてあったり検温されることもほぼないです。
(オートバイ乗りはマスクをしている人が多いですが……それはコロナ前からですね)
ちゃんとしたホテルのレセプションや、一部の駅員さんはマスクをしていますが、お客さんに強制することはあまりないので、マスクしたくない人は言われるまでしなくても問題なしです。
ベトナム初心者指南
自分のツイートを見て「ベトナム行ってみたい!」という方もいるので、初心者に気を付けてほしいことを一気に書きます!
東南アジアは大体同じだと思うので、得意な方は読み飛ばしてください。
コンセントは日本と同じで変換プラグ不要!
寝台列車には各ベッドにUSBだけがあるので、
コンセントでもUSBでも充電ができるように準備しておきましょう。電圧は日本と違うので注意
スマホやカメラの充電器はたいてい海外の電圧にも対応していますが……
衛生グッズは持ち歩こう!
トイレに紙が無いのは普通です。流せるティッシュは必須。
便座が無いときやあっても汚いことが多いです。
(一周回って和式のほうがいい!となる)除菌ができるウエットティッシュは絶対あったほうがいいです。
飲食店はそこそこ衛生面ちゃんとしていますが、ちょっとテーブルを拭きたいときもあるし、なにより手が汚れるような食べ物が多い。
靴にも気を付けよう!
トイレの床が水浸しなことも多いので、すべらず浸水しないスニーカーがベスト。
チップは基本不要
マッサージでは必要な場合が多いのと、タクシーの運転手さんにお釣りあげる程度です。
高級なレストランとかは最近行ってないから忘れた。
英語は通じないが意外となんとかなる
英語話者でも発音に癖があり、分かり合えないことが多い。
飲食店の店員などは、言葉が通じなくてもコミュニケーションを取る努力をしてくれることが多い。食べられそうなものを指さし注文しよう。
「ベトナム語通じないの?面倒くせぇな」という顔をされることはあんまりない。むしろ英語が話せない人は観光客をカモにしようという精神が無いので、一周回って安全ですらある。
値段はあって無いようなもん
タクシーはぼったくられることが多いので気を付けよう。
ちゃんとしたタクシー会社かGrab(東南アジアにおけるUberみたいなもの)の利用を推奨する。心配な場合は、ちゃんとしたホテルやレストランを利用し、タクシーを手配してもらいましょう。
どうしてもというときは、自分で流しのタクシーやバイクタクシーを拾おう。声かけてくるドライバーは、大体ぼったくってくると思っていいです。
ふっかけられても、自分が適正と思う価格を渡せば引き下がってくれることもある(そのために小額紙幣は常に持っておいたほうがいい)
飲食店はぼったくられない?
小さい店は値段が書いていないことが多いが、
言い値で払っても安いし、現地民が払っている金額をみても
ぼったくられてはいないようです。
そして値段書いてない店のほうが大概安くてうまい。値段が明記されている路線バスですらぼられることがある
観光客が乗るようなバスは特に注意。
ぼったくられても少額なので、払っちゃったほうが面倒が無いが……
お金の桁に気を付けよう!
1円=200ドン みたいな世界なので桁がすごい
現地人は単位k(千)で言ってくるので、
30と言われたら30,000ドンだし100と言われたら100,000ドン。
「ゼロ3つ取る」を心がけて、5倍すると日本円になると考えよう。英語が怪しいせいか(?)20のつもりでThirty(30)と言ってきたり
30のつもりで3と言ってくる人もいるが、悪気はない。
言い値が安過ぎたら間違ってるんだな、と思ってあげよう。
両替すると大きい紙幣も混ざる。小額紙幣が減ってきたら、観光地のきれいなお土産屋さんなどの崩せるところで崩しておくと吉。
犯罪に気を付けよう!
海外はたいていそうですが、スリや強盗に気を付けましょう。
と言っても、自分は今のところ身の危険を感じたことはないし
夜でも子供が出歩いていたりするので、めちゃくちゃ治安が悪いわけでもない。身体が不自由な人がお金をせびってくるとか多いです。
見かけたら避けて通ったほうが無難。バイクタクシーは楽しいけど、近くを走っているバイクから狙われることもある乗ってる間はカバンとか取られないように注意。貴重品はなるべく身体の内側で持とう。
ホイアンの市場で「一緒に写真撮ろう!」って言ってきたおばさんがいて、撮ったら撮影料(50kくらい)を請求されたこともある(笑)
不条理なので5kくらい渡してかわそうとしたらキレ気味に突き返されて、金は払わずに済んだのですが、あまりにも不快だったので写真はすぐ消しました(笑)
交通事故に気を付けよう!
信号が無いorあっても左折・右折車がガンガン来る交差点が多い。
道路を渡るにも一苦労だ。慣れるまでは、現地民とタイミングを合わせて渡ろう。日本と比べて、近くまで車やバイクが来てビビるかもしれないが、本当にぶつかりそうな時以外、走ったり止まったりせずに一定のペースで堂々と歩くのがコツ。よほど無茶なタイミングじゃない限りはうまく避けてくれるので、渡ると決めたら鉄の意思で渡り切ろう。
危ないからと言って立ち止まったりすると、かえって動けなくなって余計に危なくなることが多い。
空港には2時間前には着こう!
心配なら3時間前でも良い。
あまり早いとチェックインができないけど、チェックインも並ぶことがあるし、手荷物検査もめちゃくちゃ並びます。自分はホーチミンの深夜便でしたが、出発ラッシュなのでなかなかエグい待ち時間でした。下に書いたのは実際の待ち時間です。
合計すると80分となり、2時間前でも制限区域に入れるのが出発40分前ということになります。結構ギリギリです。
ちなみに、ベトジェットは現地の空港でもオンラインチェックインはできませんでした。
日系航空会社ならカウンターはあまり並ばないと思いますが、それでもカウンター以外で1時間取られるので、普通にお土産見たりトイレ行ったりしたらすぐ搭乗時刻になっちゃいますね。チェックインカウンター(ベトジェット) 20分
出国審査(国際線共通) 15分
手荷物検査(国際線共通) 45分
まとめ
というわけで、コロナ前と同じくらい気軽に行ける、ベトナム最新情報のご紹介ででした!
海外旅行慣れしていないとちょっとハードな旅になるかもしれませんが、面白いこともたくさんあるのでぜひトライしてみてください!