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代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」5月前半

2022/5/3(火)
シカクの周辺の千鳥橋エリアのお店数カ所で、「ニュ〜パライソ」という音楽フェスと「バイバイバイバイマーケット」というフリマイベントが開催される日。
シカクの開店前にフリマ会場をいくつか回り、古着を買ったりカレーを食べたりする。シカクが千鳥橋に移転してからもう4年半ほどになり、少しずつ知り合いも増えているので、行く先々に知ってる人がいるのがなんだか嬉しい。

13時にお店を開店。イベントのチケット代わりのマスクチャームをつけた人がたくさん来てくれて賑わう。ありがたいことだ。

途中、フェスに出演するバンド「チミドロ」のみんながお店に来てくれる。
チミドロはナオさんがリーダーを務めるテクノラップバンドだ。ナオさんだけが大阪で、ほかのメンバーはみんな関東に住んでいる。曲も歌詞もメンバー(7人もいる)も独特でかっこよく、2019年にシカクからアルバムをリリースしたこともある。でもコロナ以降はライブの本数もめっきり減り、ごくたまにライブをやってもメンバー全員が揃うことはなかなかないらしい。
そんなチミドロがフルメンバーで、しかも大阪でライブをするというのが、もう何年ぶりかわからないレベルの貴重な出来事で、しかもそれがシカクのある町で開催されるというもはや奇跡のような日が今日なのだ。メンバーやメンバー家族のみんなに会うのも3年ぶりくらいかな……。それぞれに環境が変わったり大変なこともあるのだろうけど、記憶にあるみんなと変わらずワイワイしていて嬉しくなる。

15時過ぎにお客さんが途切れたタイミングでお店を少し閉めて外へ。商店街ステージというところでビロくんが転換DJをやるというので、それを見に行く。

話に聞いていた場所に近づくと、何人かの人が踊っているのが見える。「お、盛り上がってるのかな」と思いきや、よく見たら踊っている3人は全員シカクの常連さんで、ほぼシカクの配信と同じで笑えた。
ビロくんのDJは、あらかじめ作っておいたMIX CDに合わせて踊りながら、フリップで笑える風景写真を見せるというもので、DJというより深夜のお笑いネタ番組みたいな雰囲気だった。途中で見ているお客さんに自作の缶バッジを配るなどのサービス精神も発揮しており、DJの経験がほとんど(全然?)ないのにいきなり出演を頼まれたビロくんのプレッシャーをヒシヒシと感じた。でも変で面白かったから、仕上げていけば色んなイベントで通用するDJになりそう。
はじめはシカクの常連さんしかいなかったステージも、後半には人が増えていたのでよかった。

ビロくんの出番のあと、みんなでチミドロのライブを見るために千鳥温泉に移動する。
チミドロのステージは銭湯の脱衣所。チミドロの曲らしい場所である。
始まる前の音出しでみんなが揃って音出ししてるのを見ていたら、2019年にシカクから出したアルバムのリリースパーティーを東京で見た記憶や、もろもろの情緒が込み上げてきて涙がこぼれそうになる。でもライブを見て泣くならまだしも、始まる前から泣いてるのはさすがに恥ずかしく、電話がかかってきたフリをしてその場を離れて涙を拭いた。
ライブが始まってからはただただ楽しく、泣く暇もなくあっという間に終わった。全曲かっこよくてヘンテコで楽しかった。もっと見てたかったな〜。
特別ゲストでメテオさんボーカルの曲も1曲あり、それも貴重な機会だった。

急いでお店に戻って、ライブの余韻に浸りつつ再び店番。コントのような変わり身の早さだ。休憩に来たビロくんと喋ったりして、19時に閉店。
閉め作業のあと、チミドロ一行と合流して打ち上げに参加させてもらった。楽しい。こんな1日っていつぶりだろう。
とはいえみんな疲れていたので、22時すぎくらいに解散することに。

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