代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」6月後半

2024/6/17(月)
今度出版する本の表紙の色校正を入稿する。
大筋はできていたけど細かい調整に時間がかかり、結局丸1日の作業になった。
入稿用のデータ作りに慣れていないので（気をつけることが多くていつも必ず何かを見落とす）何度も確認して出したが、翌日に印刷所からそもそも入稿の形式が違いますと連絡があった。
見落としとかいう問題じゃない！

2024/6/18(火)
奈良のHさんのアトリエ兼ショップへ打ち合わせに行く。
コロナ以降はオンラインで打ち合わせを済ませることが多くなったが、Hさんのショップにはずっと行きたかったし久々にお会いしたかったので、買い物と挨拶も兼ねてお伺いした。

Hさんのアトリエの前には植物がたくさん置いてあり、サボテンのポスターも貼ってあった。
作品にもよく植物が登場するので、
「植物お好きなんですね。実は私も最近園芸を始めて……」
と話していると、お互いの好みの種類が似ていることがわかり、植物トークで盛り上がった。
奈良の山奥の車でしか行けないような場所にある植物農家をたくさん知っているそうで、今度車でツアーしましょう！と言ってもらえた。嬉し〜。
テンションが上がってショップでデカいたぬきの置物を買った。他にもいろいろグッズを買ったら５万円分になり、「打ち合わせに来て５万円使う人って一体……」と双方不思議な気持ちになった。

ここに前回来たのはたぶん5〜6年前で、その時は商店街から少し離れた路地という印象だったが、今はこのショップのある一画が小さなお店の集まるエリアになっていた。
その中で気になったチーズケーキのカフェに、帰りに立ち寄る。
チーズケーキは日替わりのようで、「ラズベリーとゴーダチーズ」「レモンと八朔」などなど、8種類ほどの様々なケーキがショーケースに並んでいる。悩みまくって「バナナとキャラメル」に決定。
やってきたケーキはチーズが濃厚で非常においしかった。

ケーキを食べながらテーブルの横の棚に置いてあった「チーズのすべてがわかる本」みたいな本をめくってみる。おそらく温度管理とか発酵レベルとか段階ごとの栄養とかなんか科学的なことが書いてあるのだが、想像以上に難しくて何が書いてあるかわからない。その何が書いてあるかわからない文章の各所にマーカーで線が引かれたり、メモが書き込まれたりしており（メモの内容ももちろんわからない）、よく見ると本自体もかなり読み込まれてクタクタだ。
チーズケーキはおしゃれでポップなイメージの食べ物だが、これほどの勉強と研究を重ねた末に生み出されているとは……。震えながら頭の下がる思いで完食した。どうしても気になって、でもお腹はいっぱいなので「そら豆と海老のキッシュ」のテイクアウトもお願いした。（帰宅後食べて、もちろん夢のようにおいしかった）