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代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」8月前半

2022/8/5(金)
さまざまなトラブルを経て、とりあえず引越しが終わり、今日からシカクに出勤して仕事を再開する。
引越しが終わったというか、単に物の移動が終わっただけで、家の中は予定していた家具の配置がすべて崩壊し、ダンボールと家具の巨大迷路のようになっている。少しずつ整頓していくしかない。
想像以上に時間を取られて数日間まったく仕事ができなかったので、やることが鬼のようにたまっていて吐きそう。

ポッポコピーさんのフェアの設営を、あまみさん・おだ犬さんにも手伝ってもらいながらやる。
家にあった巨大な突っ張り棒を持って行ったが、壊れていて突っ張れなかったので、天井の梁にヒートンとワイヤーをつけて突っ張り棒をぶら下げることに。
荒々しいが、意外といい雰囲気になった。
クーラーの風でシャツがそよいでいるのがかわいい。
そして味わい深くて欲しくなるシャツばかりで困る。ランチボックスもかわいかった。

設営のあとは、野ばら社フェアの打ち合わせ。
週明けまでに、グッズのデータを完成させましょうということに。
できるか不安だがやるしかない。

2022/8/6(土)
3週間ぶりの開店。
はじめ人が来なすぎて終焉を感じたが、夕方じわじわと客足が増える。
暑すぎて日中はみんな外に出たくないのかもしれない。

以前台南のカルチャースポットの取材記事を依頼してくれた編集者のSさんが来店してくれてびっくりした。
「まだあのメディアにいるんですか?」と尋ねると、ちょうど来月転職をするところで、今は有休消化中らしい。
そのメディア自体も少し前に形態が変わり、今は残っていないという。
コロナ禍に旅のメディアは厳しかったのだろうが、いいメディアだったので寂しい。
(私が書いた記事も読み返したら、自分で言うのもなんだけど面白かった)

Sさんと「台南のあのお店面白かったですよね」「打ち上げで行った屋台みたいな居酒屋ヤバかったですよね」などと話していると、懐かしすぎてうっかり泣きそうになった。
台湾の、どこに行っても湿度が高く、道が狭くて漢字が多くて猥雑な街並みや、臭豆腐の独特の匂いが立ち込める夜市や、大雑把で芯のある優しい人々が恋しい。

2022/8/9(月)
引っ越してから、通勤電車の中で本を読めるのがとてもいい。
本なら家でも読めるのだが、家だと読みながら頭の中で「そういえばあれをやらないと」とか考えてしまって集中できず、最後まで読みきれないのだ。それで読みかけになっている本が把握できないくらいある。
まったく同じ理由で、映画も映画館で観るほうが集中できて好きだ。

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