甲種火薬類取扱保安責任者
資格概要
火薬類取扱保安責任者とは
火薬類取扱保安責任者とは、火薬や爆薬、火工品 (花火、導火線、導爆線、爆弾、銃砲弾など) を取り扱う際に必要な国家資格である。
甲種と乙種の2種類あり、甲種のほうが上位資格 (扱える火薬量などが多い) になる。
実生活で必要になる場面はまず無いだろうが、砕石場やトンネル工事の現場など、一部の土木工事において必要な資格である。
火薬類製造保安責任者との違い
似たような資格に、火薬類製造保安責任者資格がある。
火薬類製造保安責任者 (甲種/乙種) を持っていれば、無試験で甲種/乙種の火薬類取扱保安責任者になることができるので、実質火薬類製造保安責任者は上位試験と言える。
上位資格の分、試験は2日間に渡って実施され筆記試験もあるなど、試験も難しく、私見ではその分野の素人が1週間程度で合格するのは難しそうと思い、今回は受験していない。
なお、私は趣味で甲種火薬類取扱保安責任者を受験したが、実生活で使用することは一切ないだろう。
(当たり前だが、本資格を持っているからと言って、無条件に火薬類を私生活で使っていいわけではないし、必要になることもないため)
試験概要
受験資格
受験資格はなく、誰でも受験可能。
もちろん、年齢や実務経験、国籍なども一切問われない。
試験日/会場
試験は年1回行われており、毎年9月初旬に実施される。
受験は各都道府県で行われている。
その他
あまりメジャーな試験ではない。
そのため、ネットでの試験申し込みができないばかりか、まず願書を取り寄せるために返信用封筒に切手などを貼って送る必要がある。
その後、届いた願書に、住所氏名などの情報とともに振込の記録やら写真やらをまた郵送する必要があり、これだけでかなりの手間である。
(仕方がないのはわかるが、このあたりの国家試験の受験の面倒さもなんとかしてほしいものである。)
まとめ
簡単にではあるが、火薬類取扱保安責任者試験についてまとめた。
次回は、勉強方法についてまとめる予定である。
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