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龍が如く8 感想

発売されてだいぶ時間が空いてしまいましたが、最近になって色々と思うところがありnoteを書こうと思った次第です。
「龍が如く8」及び「龍が如く7」などのネタバレを多く含む記事になります。
「ネタバレはちょっと…」な方はご覧になるのをお控え願います。
また苦言を呈する箇所がありますので「龍が如く8」が好きな方はご注意をお願いします。

私は「龍が如く7」の主人公、春日一番が大好きです。もう「推し」って言葉が苦手だったんだけど、春日は推しって者です。自己紹介おわり。

■よかったところ

・エンディングノート



今まで、歴代の主人公である桐生一馬の思い出を振り返る。
一応、如く7をプレイした後に極1をプレイし、5までやりました。
6やると8をリアタイでプレイできなくて飛ばしてしまったんですがそれでも伊達さんとの友情は見ていて凄くよかった。
フォーシャインのユキ・小雪、狭山さんまで出るとは思わなかったなぁ。
もうなんと言っても桐生ちゃんのタクシー運転手時代のあの社長が出てきた時は、さすがに泣いた。あれは反則やて…
秋山さんが出てきた時は「これクリア後モードでやるんじゃなくて何がなんでも本編攻略中にやっておきたかった」と後悔したものです。
実況配信してたんですが、もっと粘ってエンディングノート最後までやった上でラストをやればよかったなぁと凄く思いました。

・ラジオアプリ機能


これも良かったです。少し前までファイナルハワイダンジョンをやってたんですが、周回中にラジオが聴けるのは凄く楽しかったです。
あの機能がまたナンバリングにあるといいですね。

・カラオケ曲

周回中や移動中に聴いて好きになった「ばかだろう」や「好きになれる人を好きになれたならば(タイトルこれで合ってるっけ?)」もいい曲だったなー。
特に「ばかだろう」は本当にいい。黒田さんのお声が本当に素敵。
「好きになれる人を〜」はカラオケで聴く分には好き。
2コーラス目の歌詞で「世界を敵に回しても」ってフレーズが出てきて「あ、アカン。クロちゃんが脳裏を過ぎる」って毎回思っちゃうんでそれ以外は好き。
あと千歳の「ホノルルシティライツ」もいいし、紗栄子の新曲もよかった。
8は良曲が凄く多かったと思います。

■よくなかったところ(長くなります)


・春日一番のキャラ崩壊



本当に悲しかったです。
私の好きな春日って、こんなアッパラパーでおめでたい人じゃなかった。
特にエイちゃんを「俺たちって、友達だろ?」みたいなの言い始めた時は「…は?」と思いましたし、結果として千歳のせいで死人が出てるのに「それでも仲間だ!」ってさぁ…
お前何回仲間仲間言うの?くどい!と桑名よろしくと思いました。
考えてもみてください。7の春日にはナンバや足立さんって仲間がいましたが、最初は足立さんにも反発してましたよね。ナンバだって、ナンバもあの時裏切りがあったけど、命の恩人が俺に仲良くしてくれていると春日が話していた。
ちゃんと「仲間認定」するまでの過程がちゃんと描かれていたんです。
だからこそ、過程が一切描写されていないのにちょっと話しただけでもう仲間、と言う春日は、春日ファンとしては凄くキツいものがありました。
あと誰に需要があるのか(如くユーザーが望んでいるとはとても思えない)一切分からない春日と紗栄子の恋愛描写。自分の仲間認定した春日が紗栄子に惚れるとはとてもじゃないけど思えない。
と言うか、7やってたらどっちかと言うと好意を見せてたのは紗栄子だったよね?と。
なんか本当、春日のガワを被ったミラーマンとでも思わないと本当にプレイするのがしんどかった。
龍スタのキャラクター設定する人は、頼むから7の春日を作った人とキャラクターの設定のすり合わせをしっかりした上で描いて欲しい。
新主人公のはずなのにないがしろにされているし。
8の春日は本当に受け付けない、7の春日どこいった?あの魅力が「ただの度が過ぎるお人好し・アッパラパー」に変換されてて個性死んどると思いました。
(追記)7であれだけ金かけた(1億円近く)バットを物干し竿にするな…

・シナリオ



7・7外伝からの破綻したシナリオ。
ていうか、最近になってやっと、やっと如く8のシナリオの酷さから立ち直れたのでこうして記事を書くことができるようになったんですよ。
ショックの余り記憶からシナリオをハッキリ思い出せない始末ですが、本当に、如く8はキャラの良さもシナリオの良さもなかった。
今回の如く8って、一言で言うと「圧倒的説明不足」なんですよね…あと7からの蛇足設定。
荒川の親っさんの唯一愛した女性って、なに…?
ってなりました…もう蛇足も蛇足。
で、なぜか7では春日は名前の知らない男だった「桐生ちゃん」の名前をなぜか知っている。
いやなんで知ってるの?これも説明なし!
第1章で「春日と紗栄子のデート」からの「ポリコレ談義」で3時間近くかけないで、さっさとハワイに行ってくれないかなとおもいました。
(余談)カラオケで「GO!愁傷SUMMER」聴くのもほんっとに嫌になる。これ春日のお母さんを探しに行く話だよね?
カラオケはネタだろうけど、これハワイに傷心旅行しに行ってるだけじゃないの?
と、ますます春日へのマイナスイメージが。
そんなウジウジメソメソしてる春日を見たくなかったのでカラオケで殆どあの曲はやってません。
ハワイ行ったと思ったら三田村英二くんに会って「もう、俺たち仲間だろ!」
それはない。それは言い過ぎ。
荒川の親っさんは本当に蛇足設定でしかなかったし、沢城さんも「実はやってませんでした」で出所て。
如く7で足立さんから「真っ当に生きろ」って言われて、「そんな言葉、俺の人生にはなかったな…」のあの場面が台無し。
せめて刑務所で罪を償っている沢城に面会する春日とかを見たかったけど、まさか何もしていなかったとは。蛇足設定その2。
あと個人的には、若を刺殺してどうなったか行方知れずになった久米!
彼だって春日と若との因縁でエピソード作られたはずなのに「あの後、久米は逮捕された」って言うナレ死みたいな扱い。
なんで前作で「あの後彼らはどうなったんだろう?次作にどう関わってくるのかな?」と楽しみにしていたぶん、あの扱いは正直「題材を無駄にしてしまったな」と感じました。
でラスト、春日が出てきたと思ったら知らん人の部屋に入ってる。いや君誰???
と思ったらエイちゃんでした!
そっからはもう…ほんっとうに「ああ…これシナリオ書いた人この場面…公式MADを描きたいがためにこのホン書いたんだろうな…」って言う圧倒的説明不足のよく分からないシーン。
なんで三田村はああなったのか、過程が一切書かれていない。
シナリオ書いてる人的には「ここ!号泣ポイント!!もう絶対みんな泣く!!」と思っていたんでしょうが、わたし的には冷める一方で…
春日に瓶頭に当たって終わり。はい?
終わったと思ったら「LOVE紗栄子」Tシャツだもんなぁ、勘弁してくれよ。何これ春日の夢?
本当に主人公として魅力的に書くつもりあるのか?と。
そんなの特典にあっても嬉しくないよ。
キャラクターに関して言えば、ハンジュンギの絆ドラマやってて「コミジュルがポンコツ集団化してない?」って言う違和感を覚えたり、
千歳は流石に、あの立ち振る舞いでプレイヤーの好感度は上がらないと思う…声優さん、如くのファンらしいのにあの役はちょっと頂けないなぁ。(追記)如く友達とも話してたんですが、千歳(と三田村)のせいで春日たちはまた無職になってしまった。それも確かにヘイト買っちゃうよな〜と。
紗栄子も春日との恋愛描写のくだりでヘイトを買ってしまうキャラになった気がします。
ソンヒくらいかなぁ、好感持てたサブキャラって。キャラ変し過ぎてかわいけど、7のクールなソンヒも好きだったので複雑な気持ちではあります。
8のアッパラ春日は本当に嫌いです。
三田村も、千歳も仲間じゃないでしょ。仲間だと思うからこそ叱責したりするんじゃないの?
なんでもかんでも肯定するのは仲間でもなんでもない、ただの「都合のいい人」だよ。そこは履き違えちゃダメなのでは?
つくづく、春日を演じてた中谷さんに同情してしまった。
中谷さん如く8の発表会で男泣きしてたのに、これじゃあんまりだよ…
7の中谷さんの演技で泣かされた身としては、本当…こんなの春日じゃない。私の好きだった春日は8にはいない。
こりゃ春日のミラーマンだよ、と自己暗示かけなきゃ無理でした。
ほんとう、如く8はなにを伝えたかったのかテーマが一切見えてこない。
ここで出てくる「これ、シナリオ担当マジで誰なの?本当に古田さん?」って疑問が、次のよくなかったところに続きます。

・シナリオ担当実は違いました


もう、これはユーザーキレていいんじゃないの?
当時どうだったんですかね。キレてるプレイヤーもいたと思いたいんだけど。
古田さんが書いてると思って買ってプレイしたら、エンディングロールで「古田さんは脚本担当じゃなかった」事が発覚ってさあ…
ほんっとにこればかりは許せない。
こんなん思いっきり詐称じゃないですか。
古田さんのシナリオだから買う人を龍スタはなんだと思っているんだろうと。
「古田って名前書いときゃとりあえず売れる」とでも思ってるのか龍が如くスタジオって?
だったら本編古田さんに書かせてやってくださいよ!
7外伝がめっちゃ周りで評判良くて、私まだプレイしてないんですけど8をやり終えた後の楽しみに取っておいて本当によかったとすら思いました。古田脚本の偉大さよ!!

実は私当時YouTubeでこっそり如く8の実況動画をやっていたんですが、その時の激おこがしっかり録画されていました。全くもって殆ど誰も見てないんでよかったらお暇な時にでも見て笑ってやってください。供養になります。
(エンディングロールの辺りで本当に怒ってます。早送りしてエンディングロールの辺りを見てもらえると分かりやすいかなと)

まあこの「古田詐欺」のお陰で、8外伝が出ると聞いた時は「なぁにそれぇまぁた古田シナリオ詐欺やるんじゃないのぉ〜?」と真っ先に思いました。
なので8外伝を購入するにしろ、当日からいきなりプレイするかどうかは微妙です。
多分古田さん脚本じゃないんじゃないかなって正直思う。
龍スタのトップが横山さんに変わってから、シナリオ担当に古田さんがほんっっっとなくなりましたよね。
龍が如くをちゃんとした作品にするのなら、古田さんの脚本は本当に必要だと個人的には思います。また一方で、古田さんの脚本にも「え?」と思うシーンはある、というのも付け加えておきます。
ヨコさんにはどーんと構えて、ジャッジシリーズの続編を進めたり広報に回って頂くのが一番いいのでは?と私は思います。
まあネガティブな意見はスルーするらしいのですがね(閑話休題)

・章のタイトルがダサすぎる

いや、いいんですよ。「曲のタイトルを章のタイトルにする」のは。
彡(゚)(゚)「1章『白日』…白日の元に晒されるとかそういう意味か kingGnu出とるしな」
彡(゚)(゚)「2章『異邦人』…ハワイ行くからな」
(略)
彡(゚)(゚)「6章『慟哭』…中島みゆきのカバー好きやで章のタイトル昭和ソング縛りなんやな」
彡(゚)(゚)「7章『美しく燃える森』…!?!?」
美しく燃えてないし、出オチだし。
もうね、スカパラと民生の名曲のタイトルをこんな風に使うなと。
せめて昭和〜平成初期の曲のタイトル縛りだったら「センスあるー」だったけど、急に平成ど真ん中。ほんっとここで「やべぇ、これセンスなさすぎ」って思った。
もう昭和の曲ではそう言うタイトルの曲がなかったんだなぁ、と察しましたよね。
それなら従来通り普通に章のタイトルつけて欲しかった。
「コインロッカーベイビー」からの「伝承」、このタイトルだけで「あ、このタイトルって事はつまり…!桐生ちゃん出るんだね!伝承ってそう言う事だよね!?やっべ高まる!!」ってなったんですよ。
なんて言うか、作り手のセンスがつくづく合わなかったんですよね。
最初と最後だけ「平成(「白日」って
令和ソングだったらごめんなさい)の曲」とかの方が「あーこれはオシャレだなー」と思えたかなと。
それで、サイドケースは平成ど真ん中の曲、とか分けてほしかった。
「スノースマイル」とか「君はロックを聴かない」とかタイトルにするなら。

・ファイナルハワイダンジョンのイカ


それで、まあ如く8で憔悴しきった私は、本編の実況動画をやり終えてから最近まで一切クリア後モードを触ってなかったんです。
で、ようやく如く8ショックから抜け出せたのでファイナルハワイダンジョンやりましたよ。
巨大イカ倒したと思ったら巨大イカことゲームマスターが「SNSに不満ばっか書いて云々」だよ。
今まで内容の酷さに憔悴して、頑張ってレベル上げしてハワイダンジョンやってきた身としては「こいつ何を言っているんだ」ですよ。
Twitterでも思わず書いたけど、要するに「褒めて欲しいの!不満の声とかは聞きたくないの!賞賛の声だけくださいそれ以外受け付けません」ってコト…!?
だったら古田さんに脚本書かせろよと。
そして古田詐欺をするなよと。
7の春日を返してくれよと。
レベル上げ頑張って、戦闘終わったと思ったら「プレイしてくれてありがとう」でもなくそれかよ、と本当に頭に来た。
豪華キャスティングもいいですよ。
それはそれで如くの魅力の一つだと思います。
けど、どれだけ食材(キャスト)がよくっても、料理人(製作者ないし脚本)が二流三流ならダメでしょって事だと考えないの、この制作陣は…?
あのファイナルハワイダンジョンで本当にドタマに来て「よし、note書こう」って経緯です。
あれはない。お金払うのはまだいいとしても、使った時間は返ってこないんですよ。
作る人も大変なのはさぞ想像より過酷なんでしょう。
けどユーザーが望んでる声を無視して「賞賛しか受け付けないよ」っていうのは
「それってちょっと、どうなんでしょう?」と思った次第です。

7が面白かっただけに、本当に悪い意味で期待を裏切られました。
8は絶対に人に勧めないし、これは私にとっては良作ではないです。

長々と書いてしまいましたが、ご覧頂きありがとうございました!


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