最初からヘタな自己流アレンジをするな!~合格への戦略その8:まずは全て盗む、全て真似する。~
こんにちは、りょうたろです。
私は2022年の中小企業診断士試験においてスキマ時間を使った勉強法で1次、2次をストレートで突破しました。
また、そのノウハウを「サクっと学べる!中小企業診断士2次試験合格のために知っておくべき50の戦略!」としてKindle本で共有しています。
~おかげさまで、本書がAmazon「中小企業診断士」カテゴリーでベストセラー1位に選ばれました~
このシリーズでは、本書でご紹介した50個の戦略の中で一つのテーマを深堀りし、本書では書ききれなかった裏側や作者のホンネをつづっています。
今日のテーマは本書の 合格への戦略その8
『まずは全て盗む、全て真似する。』を深堀りしたテーマ
「最初からヘタな自己流アレンジをするな!」です。
料理初心者が、料理本の内容を勝手にアレンジしてめちゃマズ料理を作ってしまうのと同様に、いくら良いテキストを読んでも、その方法をいきなり変にアレンジしてしまう人は成績が伸びません。
以下では、下手な自己流アレンジをしてしまう人の特徴や対処法について述べていきます。
ヘタな自己流アレンジをしてしまう人は自信過剰か不器用な人
2次試験は時間との勝負。
勉強(知識)だけでなく、戦術(解き方)レベルまで落とし込んで本番を迎える必要があります。
診断士2次試験の解き方の指南書、ノウハウ本は簡単に手に取ることができるのに、そのテキストから素直に情報を得られず、自己流のアレンジをして失敗してしまう人がいますよね。
そういう人は2つのパターンに分けられると考えています。
パターン① 自信過剰
自分でテキストを読んでいるにもかかわらず、筆者の意見よりも自分の経験、感覚を信じてしまう人です(かつての私もそうでした。)
診断士2次試験の挑戦権を得る人は、今までの受験や社会人生活でも好成績を残したことがある人も多いうえ、診断士の1次試験を突破した事もあり、
自分の学習法に自信を持っている人が多い印象です。
それ自体は悪くないのですが、あまりにもその自信が行き過ぎてしまうと、自信過剰となり、せっかく読んだ本の内容を自分のものにできず成長が止まってしまう事があります。
知識を得る時は、まっさらな気持ちで頭をスポンジのようにして吸収する様に努めた方が良いと思います(自戒を込めて)
パターン② 不器用
もうひとつ、わざとではないにも関わらず、テキストの内容をマネできない不器用タイプの人も一部見られます。
このような方は、自分の型を身に着けるまでには時間がかかるものの、その方法が身に付いたらしっかりと定着するパターンの方も多いです。
つまり、不器用である事は長所にもなりうるので、一概に卑下せず自分の特性として把握しておくことが重要です。
不器用タイプのひとは、テキストを読みながら実際に試してみたり、手順を自分で紙に書きだしてからテキストの内容を実践することで、定着が早くなります。
まとめ
本書でも触れていますが、診断士の2次試験は「処理能力を競うテスト」だと考えています。
そのため、本番での解き方、時間の使い方を練習して習得する必要があります。
「学ぶ」は「真似ぶ」
先人の方々が習得したノウハウを受け入れたうえで、自分に合った方法に適宜修正して自分のものにしていくこと。
なかなか実行するのは難しいですが、「守破離」の精神が重要という事ですね。
それではまた。