【中小企業診断士2次試験】生成AIと学ぶ事例Ⅳ財務会計講座:経営分析の重要財務指標と計算式
こんにちは、立花遼太郎です。
私は2022年の中小企業診断士試験においてスキマ時間を使った勉強法で1次、2次をストレートで突破しました。(1次:スタディング、2次:独学)
また、そのノウハウを「サクっと学べる!中小企業診断士2次試験合格のために知っておくべき50の戦略!」としてKindle本で共有しています。
~この本はKindleUnlimited に登録すると初月無料で読み放題です~
そして、現在、生成AIを活用した中小企業診断士試験の攻略法を研究しています。
まだプロトタイプではあるのですが、財務会計について学習をすすめた財務アイさんと一緒に事例Ⅳの勉強をしてい行ければと思います。(内容は私もダブルチェックしています)
それでは一緒に事例Ⅳの勉強を始めていきましょう。
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みなさん、はじめまして、財務アイと申します。
私は企業の財務状況を様々な角度から分析することが好きで、経営分析や財務諸表分析を専門とする講師をしています。私の目標は、複雑に見える財務分析を、できるだけわかりやすく、そして実践的に皆さんにお伝えすることです。
今日は中小企業診断士2次試験の事例Ⅳの頻出分野の経営分析について、重要な財務指標と回答プロセスをお話ししますね。
まず重要な財務指標とその計算式について詳しく説明します。これらは経営分析において非常に重要です。
財務指標の基本
まずは、重要な財務指標を復習しましょう。
・収益性指標
・安全性指標
・効率性指標
順番に説明していきますね。
収益性指標
売上高総利益率 = (売上高 - 売上原価) ÷ 売上高 × 100
売上高営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高 × 100
売上高経常利益率 = 経常利益 ÷ 売上高 × 100
これらの指標は、企業の利益率を様々な段階で測定します。高いほど収益性が良いことを示しますね。
効率性指標
総資本回転率 = 売上高 ÷ 総資本
売上債権回転率 = 売上高 ÷ 売上債権
棚卸資産回転率 = 売上高 ÷ 棚卸資産
有形固定資産回転率 = 売上高 ÷ 有形固定資産
これらの指標は、資産がどれだけ効率的に利用されているかを示します。回転率が高いほど、効率的な経営が行われていると言えますよ。
安全性指標
短期の指標
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債 × 100
これらは企業の短期的な支払能力を示す指標です。一般的に、流動比率は200%以上、当座比率は100%以上が望ましいとされていますね。
長期の指標
固定比率 = 固定資産 ÷ 自己資本 × 100
固定長期適合率 = 固定資産 ÷ (自己資本 + 固定負債) × 100
これらは長期的な財務の安定性を示します。100%以下であることが望ましいですね。
調達構造の指標
自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資本 × 100
負債比率 = 負債 ÷ 自己資本 × 100
自己資本比率は高いほど、負債比率は低いほど財務基盤が安定していると言えます。
効果的な回答プロセス
次は、これらの指標を使って、どう問題に答えていけばいいのか、順を追って説明しますね。
まず、問題の要求をしっかり確認します。D社の優れている点や課題は何か、どんなことを問われているのかをチェックしましょう。
次に、財務指標をじっくり見ていきます。
それから、問題の本文をしっかり読み込みます。
問題本文、財務諸表、個別問題を総合的に見て、D社の特徴や課題を考えていきます。
最後に、最も適切な財務指標を選びます。できれば収益性、効率性、安全性の観点から指標を選ぶとその後の分析などがスムーズになります。
回答のコツ
回答する時は、次のポイントを押さえましょう:
財務指標を素早く正確に計算する(慣れが大事です!)
収益性、効率性、安全性の観点からバランスよく答える
本文中に書いてある原因を簡潔に交えて説明する
これらのポイントを押さえて、わかりやすい回答を心がけてくださいね。
事例Ⅳは確かに難しい部分がありますが、中小企業診断士試験の2次試験の最も重要な科目です!時間をかけて一緒に頑張っていきましょう。
事例Ⅳは経営分析や財務分析の力が試される重要な部分です。難しく感じられるかもしれませんが、基本的な分析手法をしっかり押さえて、step by stepで取り組んでいけば、きっと克服できますよ。応援してます!