プレゼンを緊張せず行うためのいくつかの方法
親愛なる宮崎さんから「しかじろうが聴衆席に居るとプレゼンしやすい」とのお言葉をいただきました。
さらにこれをRTしたところ、思ったより多めのいいねを貰いました。いいねした人にプレゼン経験者が多かった印象なので感じるところがあったのかなと思います。
「聴衆の反応次第でやりやすくなる」ということは、プレゼンする時は講師と聴衆者との関係がとても大事であることを表しています。昔講師の勉強をした時の事を思い出しながらまとめてみます。
いま講師をしている、いつか講師をするあなたへ。
一人で一方的に話す事が難しいのは人類共通
一生懸命話してもだれも反応してくれない。もしかして、だれも興味を持ってないのでは?あっちの人はパソコンカチャカチャしている。つまらない話をしてしまって申し訳ない・・・
これは気にしなくていいんだけど気になるよね。
そもそも、人類は無反応の人に一方的に話し続けるようにできてはいない
こういう時は、聴衆者の中から一人だけあなたに反応してくれる人を見つけよう。目を見てくれる、頷いてくれる。「ほー」と言ってくれる。そういうので構わない。後はその人に向かってしゃべろう。めちゃくちゃ話しやすくなる。ただの独り言が会話に昇格するので話すことがどんどん湧いてくる。見られる聴衆者も講師に認められた気持ちがしてちょっと嬉しい(はず)。あとはたまに周りに視線を動かせばいい。
聴衆者に質問して会話しよう
人類は無反応の人に一方的に話し続けるようにできてはいない(2回目)
質問をしよう。質問すれば会話ができる。返事は無くてもいい。勝手に想像した会話で構わない。
「〜〜なんですよ。みなさんはどう思います?」
(沈黙)
「ですよね。皆さんもそう思いますよね」
(会話成立)
質問と沈黙は聴衆者の考える時間になる。ついて行けてなかった人が耳を傾けてくれるようになる。プレゼンの内容を考えるようになってくれる。
笑いやすい雰囲気を作る
講師は笑いがほしいと思う。笑いは肯定的だし、会場が和やかな雰囲気に包まれる。適度な笑いはあったほうがいい。
しかし、聞く人は真面目なので基本笑ったりしない。一生懸命話してるのに笑うなんて失礼である。常識的に考えて。自虐ネタは笑うなんて失礼の極みである。
では、どうすればいいか。最初に「面白かったら笑ってくださいね」の一言があるだけでぐっと笑いやすくなる。「あ、この講師は優しい人だな。笑ってもいいんだな。丁寧で謙虚だな。」と聴衆者は思ってくれる(はず)
貴重な時間を使って講師の話を聞きに来てるんだから、聴衆者は基本的に講師の味方であると考えよう。例えスベったとしても、優しく笑ってくれるはずだ。
もう一つのテクニックとしてアンケートを取ると双方向コミュニケーションが成立するのでぐっとやりやすくなる。もはやあなたと聴衆者は友達だ。
「今からAndroidのプレゼンしますが、Android使ってる方挙手してもらえますか?」
(ポツポツ手が挙がる)
「挙手ありがとうございます。iPhoneの方がいいですよ」
(ドッ)
「と言うのは冗談ですが、Androidは〜〜〜(プレゼンに移る)」
拍手と質問
は聴衆者に依存するので気にしてはいけない。拍手と質問が0でも内容が悪かったわけではない。聴衆者も人前で質問するのは恥ずかしい。司会進行役が居るなら彼に頑張ってもらいたい。
聴衆者のあなたへ
もしあなたに仲良くなりたい講師が居るなら、以下のことを実践してみて欲しい。
やたら拍手をする。
やたらうなずく。
やたら笑う。
やたら質問する。
講師はあなたのことが好きで好きで仕方なくなってFacebookフレンド申請してくる勢いだろう。女性聴衆者が男性講師にこれをやるとめんどくさくなりそうなので程々にお願いします。
以上です。