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おとなになっても奇蹟はおこるよ


12月に入って、嘘みたいにパワーが復活してきた!!!

日曜の夜でやらきゃいけないこと(やりたいこととも言う)は山積みなんだけど、どうしても書きたいことがあってポチポチやってます🧑🏻‍💻


タイトルはユーミンの曲から。最近、


小さいような大きいような奇蹟が起きた


ので、そのお話。


端的にどんな奇蹟が起きたかというと、「長年仲たがいして絶縁していた母親と叔父が仲直りした」というお話です。


あれは今から10年以上前、私が大学1年の頃です。

お盆に東北のとある県にある母親の実家=祖母の家に帰省するイベントがありました。

母親は2人兄弟で上記の叔父というのは、母親の兄にあたる方なのですが、叔父さん家族と久々に祖母の家で会うことになっていました。

母親と姉と私は、叔父さん家族より数日前に祖母の家に到着し、お盆に備えた諸々の準備を進めていました。掃除、買い出し、仏壇の整理とかね。



なんとなく、歯車が合わなくなる瞬間っていうのは、振り返ってみると意外によく覚えていたりします。

母親はなんだか結構苛立っていました。数日早く着いたが故に忙しくなって、「何で自分だけがこんなに色々と準備をしなければならないのか」というテンションでした。

そのような状況で数日後、叔父さん一家が到着する日になりました。


間が悪かったなあと思うのですが、叔父さん一家の祖母の家への到着が遅れました。叔父さんからの到着が遅れる旨の連絡が、当初の到着予定時刻間際になっていたのも状況としては良くなかったと思います。母親はかなり不機嫌になっていました。

(今思うと到着の遅れは個人的には許容範囲。。。母親は良い人なんだけど、たまに周りが見えなくなるような人)


叔父さん家族が到着し、話しかけられても母親は無愛想に返事をします。


そこからは酷かった、、、


叔父さんが「帰れ!!」って母親に怒鳴るし、昔から絶対的に母親の味方をする姉は叔父さん一家と対立するスタンスをとるし、、、楽しい思い出がいっぱいだった祖母の家が一気に修羅場になってしまいました。


私はこの手の喧嘩事に関しては客観的な立場をとる人間なので「まあ母親が悪いかも。でも帰れって怒鳴る叔父さんも悪いかも」と思い、仲を取り持とうとしました。


でもマジでどうにもならなかった。


自分が父親と生活をしたことが無かったので当時わからなかったんだけど、父親が中心となってまとまっている家族の団結力ってすごいんだなと思いました。どういうことかというと、叔父さん一家全員が完全に叔父さんの味方をしていて、私の言うことに全然耳を貸してくれなかった。(非難しているわけではなく事実としてね)



完全に話がつかず、結局母親、姉、私の3人はその日祖母の家から帰りました。バス停まで祖母が来てくれたんだけど、その時の悲しそうな顔が忘れられない。

それから母親と叔父さんは、絶縁状態に入ります。




10年以上の月日が流れ、祖母の体調が悪くなりました。


でも母親はすぐに祖母の家に行くことができません。なんでかというと、叔父さんが定年して祖母の家(実家)に戻っていたからです。


結構「わかる!」と共感される方が多いのではと思いますが、調子の悪いお年寄りの体調って不安定ですよね。元気かな?と思っていたら急に悪くなったり。


丁度少し前に祖母がその状態になりました。話を聞く限りかなり調子が悪いと。


万が一のことが頭をよぎった母は、祖母の家=叔父さんが住んでいる家に弾丸アポなしで訪問することを決めました。




後日、母親から話を聞きました。


母親は祖母の家に到着する20~30分前に叔父さんに電話をかけたようなのですが応答がなく、留守電で今から実家に向かう旨のメッセージを残したようです。



かなり不安な心持でバスに揺られ、丁度祖母の家の最寄りのバス停に到着した時に、叔父さんから折り返しの電話があったようです。


曰く、



突然でびっくりした。お寿司の出前とっといたよ。




と言われたそうです。


そこから母は10数年ぶりに叔父さんと会い、2週間弱位そのまま祖母の家に滞在したようです。




私は未だ(世間一般の尺度からすると)若いが故「時間が全て解決する」的な言説にはちょっと懐疑的だったのですが、信じて良いかもと思いました💡



あと本当に、、、冒頭から言っている通り、奇蹟だなあと思った。



上で書いた大学1年の時の修羅場の話は、当時の私の中にまた一つ暗い影を落とした出来事でした。「分かり合えていた人とも分かり合えなくなる」、「誰かと逆立ちしても分かり合えない瞬間が訪れる」というネガティブな事実を突きつけられていた感じ。


でもみんな年を取って、
それぞれが別の道を生きて、
何かがきっかけで再びその道が交わって、
その中で生まれてくる奇蹟もあると気づかせてくれました。


だから、


おとなになっても奇蹟はおこるよ



って本当だなと思いました!🪄



日々忙しくしていると、生きていく上で大切にしなきゃいけないことを忘れそうになる瞬間が多いから、頑張って書いてみました🦌


おわり


※やさしさに包まれたならの歌詞を見ると「奇蹟」という言葉が使われていたので、奇跡ではなく奇蹟で通して書きました。ご本人のこだわりポイントがあるかはわからないんだけど、大事ですよねこういうところ。



祖母の家付近の川。小さい頃は夏休みによく行ってました。思い出が沢山。





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