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年間50冊読む為の読書記録

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年間50冊読みたい。 主にInstagramへの記録がメイン 〜〜~~ 2020年:73冊 2021年:27冊 2022年:現在39冊(8/18時点) 2023年:24冊 202…
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2022年1月の記事一覧

迷えば迷うほど心ときめく「わたしのマトカ 片桐はいり」

迷えば迷うほど心ときめく「わたしのマトカ 片桐はいり」

わたしのマトカ
片桐はいり

あけましておめでとうございます。(おそい)

2022年初投稿。

月に2冊読めるようにしたいです。年間30冊読めたらいいなあ。

文章に、旅行記に決まりが無いなと思ったエッセイ。巧妙なテクニックがあるというより、とにかく人の温度が文面から出ている作品。やっぱり世界を旅できる仕事につきたい。面倒で複雑で煩わしく思う人間がいとおとしいと感じる旅に出たいものだ。


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その炎は、きっと誰かを照らす。煌々と。熱く。「炎上する君 西加奈子」

その炎は、きっと誰かを照らす。煌々と。熱く。「炎上する君 西加奈子」

炎上する君
西加奈子

とりあえず読み終えた、先に年内に投稿しておこう。

2021年残り4分駆け込みで読了した作品。もっとしっかり読みたかったが致し方無し、やり切った満足感を味わいたかったので、、

フィクション、特にある風船の落下は架空話が強いと感じたけれど、人間生活の煩わしさとそこからの解放は誰しもが考えた事があるから、妙に納得した。自分がある種の悩みを抱えていても、その程度の事で悩んでいる

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わからないところがまた魅力「もぎりよ今夜もありがとう 片桐はいり」

わからないところがまた魅力「もぎりよ今夜もありがとう 片桐はいり」

もぎりよ今夜もありがとう
片桐はいり

友人から片桐はいりのエッセイを勧められたのが今年の頭。グアテマラの弟を読んでからだいぶ放置してしまった、、ごめんネ。(グアテマラの弟が1番面白いと聞いたはずなので許してくれるはず)

映画のもぎり、今ではなくなった職業?変わってしまったその魅力と片桐さんの生い立ち、映画お芝居との向き合い方が少しわかったような気がします。ものすごい技術的に凄いというより、好き

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生は虚無の中に沈む「ダンス・ダンス・ダンス 下 村上春樹」

生は虚無の中に沈む「ダンス・ダンス・ダンス 下 村上春樹」

ダンス・ダンス・ダンス 下
村上春樹

主人公の僕は様々な喪失と絶望の世界を通り抜けていく。相変わらずフラットな考えを持つ人間がいない村上ワールド。フラットではないと自覚しながらその歪みを受け入れて、なおかつフラットであるかのように過ごす登場人物が魅力的。側から見れば「変人、奇人」の簡単な一言で済まされてしまうのかもしれないけれども。人は死ぬしお金は無くなるし愛する人は変わる。全員が幸せになれない

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