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食欲の秋(動物たちにとっても)9月度報告 


9月度はジビエ向けに鹿処理6頭、アナグマ2頭でした。

猪の処分も2頭手伝いました。

加工品の試作が進み、今年度中には皆様にお知らせできるかも???
またENgaWAチームで鹿ミンチを使ったコロッケの製作を進めているようです。


豚熱も治まったのか、この二年間横瀬町で捕獲されたイノシシでは豚熱不検知(陰性)で、捕獲頻度も増えてきました。

畑を荒らすイノシシですが、絶滅してもらってはこれも生態系として困るわけでして。

悪さをするイノシシは捕獲しながらも、ワクチンを埋設するなどして保護にも取り組んでいます。


イノシシは多産なので、数が減っても戻りやすい傾向にあります。数が減った分だけ、餌の競合も減るためです。


土を掘って逃げようとする罠にかかった小猪





さて、実りの秋、食欲の秋ですね。

動物達にとっても同様です。

鹿、猪、猿、熊、穴熊、全ての動物達は厳しい冬を乗り越えるために餌を貪欲に食べまくります。

動物達も冬を越すために食事を摂るので命懸け、気が立っています。


この時期多いのはキノコ狩りで気付かずに熊のテリトリーに入ってしまい襲われるパターンです。


最近まさにこんな動画がありました。(5:20〜

https://youtu.be/ExaBERDkqdw?si=T-BKkXZ9lHueEGYc


襲われると言っても「ブラフチャージ」という攻撃を含んだ【威嚇】で、人間をとって食べてやろうというものでは無いのですが、当然危険です。

熊は本来臆病な生き物で自身より大きな動物からは逃げます。

なので、山に入るときは大きな音を出して、遠くの段階で早く熊に気づいてもらうということを意識しましょう。


悪さをしない限りわざわざ狩りに行くこともないので、お互いの棲み分けをして共生していきたいですね。




高田さん(左)の委嘱式

加えて!
10月より、有害鳥獣駆除担当の協力隊が増えました。
高田さんと言います。
捕獲技術としてはまだまだ新米ですが、今後の活躍に期待したいですね。


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