2024年9月度活動報告 動物の動きが活発化
9月度は鹿を7頭 猪を3頭 アライグマを1頭 アナグマを1頭処理しました。
秋の実りが落ち始め動物が動き始めました。
イノシシの胃の内容物を調べたところ栗かどんぐりと見られる殻の破片が多くみられました。
柿も落ち始めたので甘いもの好きで木に登れないアナグマも動きが強くなりそうです。
かねてからお願いしていますのは、食用にしない柿栗は落ちる前に回収してしまうか、いっそ伐木をすることです。
実のなる木は四季を感じられて良いですが、放ったらかしにしておくと獣を引き寄せ、肥やし、増やすことになります。
9/22には日高市で開催された「アライグマを知ろう!対策しよう!プログラム」に参加してきました。
日高市では年間300頭ほどアライグマを捕殺しており、年々捕獲数が増加しているにも関わらず被害が減らないことから生息数が減っていない(増えている?)ことがわかります。
そこで市民の皆さまにアライグマを知ってもらおうと日高市猟友会が音頭をとってアライグマ連絡会が開催しました。
以下に情報を共有します。
・アライグマの被害は大きく4つ
「農業被害」スイカ、トウモロコシ
「生態系被害」サンショウウオ、カメ、オオタカの捕食
「人獣共通感染症」SFTS、狂犬病
「生活環境被害」家屋侵入、文化財破損
・埼玉県のアライグマ被害は東松山が発端→人による移入によるもの
外来種による被害を減らすためには「入れない」「捨てない」「拡げない」
特定外来生物は特に厳しく罰則もあり、以下の画像を参照
・捕獲は2〜4月がキモ
エサが少なく罠にかかりやすい、出産をする前に捕る
・カメラによる記録だと冬季の活動時間は18〜3時まで、他の時間に映らない
・他の中型獣より賢いのか、罠にかかってる仲間を見たあとはスレやすい
まとめて捕るか、布等で罠を隠す
・捕獲獣の活用は難しい
ジビエ→鹿や猪などに比べ個体が小さいため採肉量が少ない
革→牛に比べて、同上
需要が読めない
アライグマの被害とみられる事象がありましたら横瀬町振興課までお知らせください。
埼玉県では狩猟者でなくてもアライグマを捕獲できるように講習会を準備しています。
被害に遭われてる方自身で捕獲することが可能です。
※無資格で捕獲をすると動物愛護法に抵触します
アライグマ捕獲等従事者研修会に関するページ:
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0508/gairai/r5araigumahokakujuujisya.html
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