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ありがとう#conescape、カラーコーンの絵を集めた展示が終わりました。
北青山ギャラリーハウスMAYAさんでの展示
「#conescape」ぶじ終わりました!ありがとうございました。
カラーコーンの絵、12点。
「誰もコーンは好きではない」という前提ですが、
ここに、コーン好きな人間がいるということを
おもしろがってくれる、愛しい人たちとつながった一週間でした!
自分の「好き」という気持ちは
「なんかよい」くらいには受け止めてもらっているのでしょうか。
偏愛理解者に恵まれている人生だ。
これまで、大衆居酒屋のメニューを描いていたのも
“特にスポットの当たってないものから美を見出したい性癖”
なのだと気づく。
誰も止めたりはしないし、愛するのは自由であって、
神さま、好きにさせてくれてありがとう。
作品については、展示会場で並べてみて感じたことや、
ときおりいただくコメントがめちゃくちゃ参考になっている。
北青山のギャラリーで、人目に晒すことで得たものだからやってよかった!
……絵を描くってなんでしょうね。
「写実の絵に意味があるのかないのか問題」の話から、
高校時代の恩師が
「わたしにとって、絵を描くことは自然なことに見える」と伝えてくれた。
今は教師を一年休んで大学で真摯に絵と向き合っている、彼の言葉は重い。
「どうしたらイラストレーターとして仕事が来て、評価されるか?」
といった実用的な観点で語られることも多いなか、
もしかして自分が一番知りたいことは“絵と自分”のことかもしれない。
装丁デザイナーのアルビレオさんがコメントくださった、
「描きすぎず描かなすぎず」の加減もそれに近いのか??と思ったり。
でも、もっと描いて、もっと観ないと、わからないのかもな〜。
自分にとって、
●絵を描くことは、よく見ること = 理解を重ねること、
●手で描くことは、身体を通すこと = 集中を重ねること
なのだけども
その行為に価値があるかと問われると、
みんながみんな価値があるとは思わないだろう。
制作過程は、紆余曲折・喜怒哀楽・感動したりもするわけで、
描いてる本人がいちばん楽しいし、
それをみた誰かが喜んでくれるなら、
すんげーハッピー!生きててよかった!という気持ち。
「なんでみんな作品作ってるの?」って
他の人の話も聞いてみたいところです。
今回の展示がよかったのは、
同じ会場で偶然テーマが重なった
鴻 奈緒(はしびろなお)さんのおかげもめちゃくちゃある!
彼女もまた懸命に働く人々の姿に美を見つけ、丁寧なタッチで描き上げ、
カラーコーンとなんとも言えない一体感を生みだし、
「1人より2人」の意義を大いに感じ、
ものづくりでは籠りがちになる自分に、希望を与えてくれた。
私もなおさんも、たぶんそこまで考えてないのだけど(言い切ってごめんね笑)終わってみればうまく行き、なんというか運がよかったんだと思う。
なおさま、ギャラリーのみなさま、ご来場くださったみなさま、遠くから応援してくださったみなさま、心をお寄せくださったすべての方々、ありがとうございます。
ひょっこりと顔を出してくれ、久しぶりに会えた人たちがいたのも、
とっても嬉しかった!!
このコロナの時代に…よう来てくださりました。。!
アーティストとしてはようやくです。
今回は絵に値段をつけてみたのだけど、いくつか売れて、
展示をきっかけに正式なオーダーをもらったのもはじめてで。
それから、グッズも作ってみた。
恥ずかしげもなく自分の姿を出すこともやってみたら、
細かいことがどうでもよくなったという恩恵が!
まあこれは、これからやろうとしていることへの取り組みでもあり、
これについてはまた改めて書きまするん。
長くなりましたが、
展示はやっぱり、いろいろ進むなーーーー!ってことで。
ありがとうございました。
■YouTube
・ギャラリーミニツアー(52秒)
・久田さん制作の動画
#conescape 2020.6.22-27 @Gallery House MAYA
Kayoko Hayashi / kayocone