パナソニック Technics ワイヤレスステレオインサイドホン EAH-AZ70W レビュー
Apple信者として、クラブで10年以上働きJBLスピーカーへ絶対な安心感を持つ筆者。
普段、音楽を聴く時はAirpods Proを、スピーカーは勿論JBLで視聴している。
今回、クラブ業界ではブース機材としてスタンダードなTechnicsからBluetoothのインナーイヤフォンが発売されると耳にし、家電量販店で試聴、注文、到着。
実際に手にし今、装着しながらこれまでと同じ音楽を聴きながら筆を手にしている。
家電量販店で試聴し、耳につけ音楽を流した時の第一印象はAirpods Proと変わらない音圧の力、Airpods Pro同様のノイズキャンセリング機能を感じ、直感で注文した程のスペックだった。
パナソニックの商品説明もAppleが"魔法"と一言で説明しているのといわば同じ(似た構造)であるので、何が違うのか、はっきり言うと音の繊細な粒立ちが違う。
このTechnics製品は、ミュージシャンが楽曲をレコーディングする際のエンジニアの耳をそのまま再現していると思う。
Airpods Proは耳奥の下部に挿すように付けることで素晴らしいノイズキャンセリングと、綺麗な音、確かな音圧で補っている所を、今製品は一般的なインナーイヤフォン同様軽く耳に入れるだけで、楽曲それぞれの繊細なセッティングが再生される。又、「Technics Audio Connect」という無料アプリでイコライザーを自由に設定出来る点、それがわずらわしくても、低音を強調するモードに設定するだけでAirpods Proに慣れた耳に、今までの曲が奥ではなく、鼓膜に響くように感じる。もっと言えばスタジオのエンジニアデスクの部屋にいるような気分だ。
声、ギター、ベース、ドラム、キーボード、その他の楽器、打ち込み機材そのどれもがエンジニアが音源にパッケージする為に繊細な作業をこなし、緻密な技を直にレコーディングスタジオで聴いているような、この機種はそこまで聴く音楽に没入させてくれる。
悪い表現、Airpods Proを耳に突っ込んで色々ごまかされていた。とも言える。
正直、どちらの製品もBluetoothイヤフォンではゼンハイザーと並ぶ高い価格になる。(ゼンハイザー製品の高機種は音圧が低く比較にならなかった)
Airpods ProとこのTechnics EAH-AZ70Wを迷うのであれば(勿論個々に自ら試聴をした上で判断を)
あくまで筆者である私は後者であるこのTechnics EAH-AZ70Wを勧める。
構造や機械的な事はもっと詳しいレビュアーが他のサイトで詳しく解説していると推測できるので、私は一リスナーとして両方を聴き比べた直感と感覚を綴る。
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