![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23745989/rectangle_large_type_2_1c76a8b775ca135657e1b7c41120f56e.png?width=1200)
Coldplay 『Everyday Life』
マグノリアな毎日、日々を疑え。
レディオヘッド『Ok computer』を別れた恋人のように日々思いながら聴いていた自分に出来た新しい恋人、コールドプレイ『Parachutes』感傷的になればなるほどあてになる楽曲の数々。コールドプレイの2ndも感傷的な様相の様々な範疇を請け負ってくれて以来の今作『Everyday Life』
M1、同じ日々を明日も過ごす憂鬱な朝、ベッドから起きる前に街は目を覚まし自分を待っている。M2を挟んで、映画のサントラに移行するM3の切迫感を煽る楽器隊のセッションが素晴らしい。
M4では一転してクリスがゴスペルでリードボーカルをとっている。
このアルバムはコールドプレイのニューアルバムというより、コールドプレイのドキュメンタリーアルバムといった方が分かりやすい。
コールドプレイを楽曲として聴かず今作を常に耳元に置いておくと、クリスだけではなく彼らの日常を聴き込める。顕著なのがM6でクリスが適当に弾き語りをしているモノラルなシーン。M7では映画007シリーズを意識したようなホーンセクションが導入されこれまでになかったダーティーなコールドプレイが味わえる。M8も序盤と変わらないインタールード。
そこからの後半は前半に比べると少し兆しを感じさせるかわいい楽曲が目立つが表題曲である『Everyday Life』を聴いてるうちに脳裏を過ぎるのは1st「trouble』終盤にこの曲を聴いて私は一安心し『Flags』を聴いて彼らの音楽にソファーに体を預けるように寄り添う自らの精神に新たな側面を聴いているのである。