最近の生活
●目次
・生活保護
・引っ越し
・三位一体
・創作
●生活保護
10月の頭から、生活保護を受給している。
手続きやらなにやら、かなりややこしいと聞いていたのだが
役所のかたが訪問して、即OKであった。
きょうだいとの関わりは無い、親戚との関わりもない
68歳の母と、精神疾患で働けない私の二人暮らし。
頼れる繋がりが無い為に、すぐに認可が降りた。
「治療に専念してください」と担当の若いお兄さんに言われて泣きそうになったのは内緖。
精神科の担当医から「投薬での治療は無理がある」という言葉がのしかかったから。
●引っ越し
生活保護の受給に伴って、引っ越しが決まった。
少しのストレスでもやられてしまう心になっているゆえ
かなりの無理をした。
私は7年ほど前から、ひとりふたりと
内在的に人格が分裂していた。
人からはよく、「性格がコロコロ変わるよね」と言われ続けてきた。
それが、引っ越し準備と同時に顕著になっていた。
以前、精神世界で女性ふたりと同居している事は記事でも書いたが
私があまりにも恐怖に包まれて動けない
でも引っ越し準備はしなくてはならないし
期限もある。
そんな中で、内側からかなり気を遣われていた。
●三位一体
引っ越しのストレスに耐えきれなくなった私は
酒と精神薬の過剰摂取をした。
この状態になれば、死の化け物に都合が良い人間になる。
私の精神世界には、入口と出口がある。
今まで描いてきた人物の絵は
通りすがりの人がほとんどだ。
精神世界を持つ私の心を「道の駅」のように利用して、ひととき休んでもらって
「あの、自分は絵を描くんですけど、あなたの事を描いても良いですか?」
「お話を聞かせてください」
と言ったふうに絵を描いてきた。
その入口と出口は、磁石のように引き合っている。
強固な土台があるから、入口と出口として成り立っていた。
私の限界の危機を感じたリーダーの「イザベラ」が
その土台を無理矢理こわした。
入口と出口は引き合って、融合して
大きな穴ができた。
それは人格交代のスポットになった。
イザベラの思惑としては
精神の入口と出口を無くしてでも
無理矢理でも、私が今後「多重人格」と言われるとしても
力ずくで切り替わって私を守ろうとしたらしい。
引っ越しの準備は、ほとんどをイザベラがやってくれた。
母親が寝たあと、バレないように作業をしてくれた。
イザベラは力持ちだから
イザベラが作って、ほいほい動かしていた荷物を、私はどうにもこうにも運べない、なんて事もあった。
使っている身体は、私のこの身体のはずなのに
不思議な事もあるものだ。
イザベラも、もうひとりのリリーも
出しゃばるタイプではないから
表に出てくる事はあまりないけど
初めて経験する、表の世界のあれこれに興味津々だったので
時間のある時は好きに入れ替わって楽しんでもらっている。
今までも、今も、これからも、3人で1人の私。
医者には話していない。生活に支障が無いから。
●創作
6月に、あるミュージシャンとの
音楽と絵のコラボが決まって公開していた。
それからというもの
タッグを組み、ユニットのようなものを作った。
今では、9月の頭からミュージックビデオ用に
初挑戦のアニメーションに挑戦している。
絵画スタイルでのアニメーションは非常に骨の折れる作業だが
創作とはもともと、しんどいものだが
それでも恐怖を誤魔化せるのだ。
最近では、笑う事も増えた。
でも、Twitterのフォロワーさんとの交流はかなり減った。
私の不安障害の、不安障害たるものかもしれないが
やはり怖い。
漠然とした、理由の無い恐怖に毎日襲われる。
自分が自分としてここに在るという事が怖い。
26歳の誕生日に自決する計画を綿密に練っていたのに
結局は、創作の人間。
創作に生かされてしまう。
それもまた怖くてしょうがない。
恐怖に恐怖し、恐怖する毎日。
動かない心を、必死に動かしていく。
もう歩けそうにない足を、必死に動かしていく。
結局は、延命か。
私の希望はもう、希望ではない。
私の絶望はもう、絶望ではない。
希望も、絶望も、恐怖そのものでしかない。
絵を描く事すら、恐怖に染まりつつある。
それでもまだ使える命があるなら
この瞬間瞬間の命を使い果たしていく。
これからの物語はわからない。
すべてがもう、怖い。
希望を持ってみても、その正体はやはり恐怖だった。
それでも、それでも。
2021.11.13 クロマト