イラン行った人向け アメリカビザ申請(2022年9月情報)

重要ポイント:
1. とにかく早めに行動しよう(3か月前以上)
2. 書類は面倒

日本語情報の乏しかった新規性:
1. コロナでビザ面接枠が減っていそう
2. トランジット目的でもB1/B2(観光ビザ)取得も可
3. 面接予約サイトを何度も開くとアカウント一時凍結されることも
4. 旅程不確定でもビザ取得可能

コロナ前にイランに渡航しました。イランは非常にいい国で、とても楽しい旅行でした。が、、、2011年3月以降にイランに行ったことのある人は、アメリカにESTAで入国することができなくなります。
南米に出張することとなり、トランジットでアメリカを経由するため米観光ビザを取得することになりました。
コロナ後の申請について、ネットで記事を見つけることができなかったので、似たような人の助けになれば&これからイラン行きたい人の後押しになればと思って書きます。

申請にあたって参考にしたブログ
https://tech-blog.cerevo.com/archives/7469/
https://4travel.jp/travelogue/11495537

申請の流れは、
①申請書の提出 (DS-160)
②面接の予約(上記とは別サイト!)
③書類の準備
④面接
です。

①DS-160 申請書の提出は

が非常に詳しいです。これ以上詳しく書ける気がしませんので割愛します。
DS-160申請時は支払いは発生しません。

②面接の予約
こちらは
https://cgifederal.secure.force.com/?language=Japanese&country=Japan
から申請します。
ビザ代(160ドル)を支払わないと予約の空き状況が表示されない仕組みになっています。円安が効いてきます……。

ただし支払い前でも申請場所を選択すると、最速の予約可能日が表示されます。
ここで問題が。8/28に申請したところ東京での最速予約可能日が12月との表示……。これでは渡航に間に合いません。
申請場所を那覇に変更すると9月の日付が表示されたので、那覇で面接受けるしかないのかと一時は覚悟を決めていました。
コロナで枠を絞っているようで、予約が取りづらい状況です。

そんな感じで何回もスマホ/パソコンからログインして空き状況を調査していたら、
"your visa account is frozen for 72 hours"
という表示が出てログインできなくなってしまいました。何とか早く予約したいのに……。結果としては24時間後に再度ログインできるようになりました。
いろんな端末からログインを繰り返したり、何度も空き状況を調べていると凍結の可能性高まるよ、とインドのサイトに載っていました。
https://www.visatraveler.com/blog/us-visa-cgi-account-frozen-for-72-hours/

ログインできた直後、東京で最速10月と変わっていたので、急いで支払い&面接予約を済ませました。
翌日以降に何回かログインを繰り返すと9月の枠にぽつぽつ空きが出てきたので、面接枠を変更できました。イメージとしてはコロナのワクチン予約みたいな感じでした。
昔は変更回数に制限があったようですが、コロナ後は制限が無くなったようです。

③書類の準備

公式情報によるとB1/B2ビザに必要なものは

現在の収入、納税、財産、事業所有権、資産の証拠書類。
予定している旅行に関する旅程表やその他の説明。
職位、給与、勤続年数、休暇許可、米国への旅行に際して仕事上の目的がある場合はその目的、を詳述した雇用主の書簡。
逮捕されたり有罪判決を受けたことがある場合、刑期満了済みや後に恩赦されたとしても、それに関する犯罪や裁判の記録。
また、旅行目的に応じて下記の書類の持参も検討してください。

学生
最新の成績表、成績証明書、学位/卒業証書。 毎月の銀行取引明細書、定期預金証書などの財政証明や、現在、学校に在籍していることを証明する書類(在籍証明書)も持参してください。

社会人
雇用主からの雇用証明書および直近3カ月間の給与明細書を持参してください。実業家および会社取締役は会社での役職や報酬を証明するものを持参してください。

親族の訪問
親族の滞在資格証明(グリーンカード、帰化証明書、有効なビザなど)のコピーを持参してください。

米国への入国歴がある方
これまでに米国に入国されたことがある方は、入国資格もしくはビザ資格を証明する書類を持参してください

https://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typeb1b2.asp

とのこと。
今回の申請で用意したものは
1. パスポート
2. DS-160の申請書
3. 証明写真
4. 銀行残高証明書
5. 職場の在籍証明書
6. 名刺
7. 3か月分の給与明細
8. 渡航の目的説明
9. 渡航日程
10. イラン旅行の行程表
11. 面接予約確認票

の11点。すべて英文です。
いくつか補足すると、
3. 証明写真
規定が厳しく、顔の大きさや白背景であることなどが決まっています。
スマホで自撮りしてコンビニで印刷したものを持っていったら、白くない!と言われてしまいました……。大使館内に証明写真機があり事なきを得ました。
4. 銀行残高証明書
楽天銀行に頼んだら手数料524円で発行してもらえました。
ネット銀行なのに電話でしか頼めないという罠でした。
5. 職場の在籍証明書
会社の総務部にお願いしたら作成してくれました。
6. 名刺
裏面が英語だったのでそのまま。
7. 3か月分の給与明細
英語版はなかったので、PDFをパワポに張り付けて自分でちくちく英語訳を横に書いていきました。
8. 渡航の目的説明
出張の目的説明書を作りました。
9. 渡航日程
出張の日程表です。
10. イラン旅行の行程表
今回ビザを取らなければいけない最大にして唯一の理由はイランに渡航したこと。ただの観光旅行だよってことをアピールするために、どこをめぐってどのホテルに泊まった、などの行程表を作成しました。

④面接
東京・溜池のアメリカ大使館で面接を受けました。

大使館公式動画
https://www.youtube.com/watch?v=ed1-shIhI2Q
が参考になります。

書類チェックの際、写真の背景が白くないと言われてしまいました。大使館内に証明写真ブースがあり、そちらで撮影することができました。(前述)
面接はみどりの窓口のようなブースで行いました。
並ぶ時も、みどりの窓口のように後ろに並んでいくので前の方々の面接の様子が見えるようになっていました。面接官の方は3名いらっしゃいましたが、全ブース英語での面接でした。
コロナ前のブログを見ると、椅子に座って待つように書いていましたが、あんまり室内に滞留しないようになっているのかもしれません。

面接で聞かれた内容は、
面「お名前は?」
私「(名乗る)」
面「観光ビザを取る理由は……(書類を見て)イランに行ったからですね?」
私「はい。」
面「イランに行ったのは観光ですか?」
私「はい、観光です。」
面「わかりました、OKです。」

だけでした。
さんざん準備した割に拍子抜けですが、面接官の裁量が大きく面接官によるようです。

翌週に家にパスポートと提出書類が送られてきて、無事ビザが発行されたことを確認できました。
いろいろ大変なビザ取得でした。
が、イランに行ったことは後悔していません。その記事もいつか書きたいな……。



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