スカートはかわいい
note35日目。
恵方巻きの日。
関西に来たての頃『恵方巻き』と『おは朝』と『紅生姜天ぷら』に衝撃を受けて実家に写メを送ったことを思い出します。
最近スカートを履くようになりました。
スカートってやっぱり女の子のものだなぁとつくづく感じる今日この頃です。
もともとパンツ党だったし、子育て中はいかに早く動けるか、どんな格好でもできるかが重要でやっぱり自動的にパンツばっかりになります。
そんなある日、子供が
『ママスカート着ないの?とんがった靴履いてもいいよ』と。
通っていた保育所で、服を褒めるのが流行っていて、「〇〇ちゃんそれ似合ってね」というフレーズが飛び交っていました。
きっとその中で、ママ→女の子→スカート→かわいいって褒めるもの→スカート見たことない!なんで⁈こんな風に思ったのかもしれません。
なんだかママ失格な気がしてすぐさまスカートを見つけに押し入れに。当たり前というか、ワードローブにスカートなんてありません。
唯一のスカートは膝丈のデニムで、雨の日にブーツを履いて濡れないためのものです。
きっとこういうことではない、というのは分かりました。
もともとスカートが嫌いなわけではなくて、
もしもっとすらっとした体型で足も細かったら好んで履いていたと思います。人生今の1.5倍は楽しめたんじゃないかと思っていたくらいですから。
モデルさんのミニスカートからバーンと健康的にのびる長い足にずっと憧れていました。
憧れてるとはいってもまさかミニスカートを履く勇気なんて1ミリもないので、ロングスカートを買ってみます。
本当に数年来のロングスカートブームがとてもありがたかったです。
さてさてお出かけの日、水色のボリュームのあるスカートです。
私は気恥ずかしさでたまらなかったし、裾が擦ってはいないか、めくれあがったりしていないか、不安だらけでした。
子供は、覚えた『似合ってるよー』を披露してくれています。
駅のエスカレーターで、下から吹く風にふわっとスカートがふくらみます。
「お姫様みたい」
後ろから子供が呟きました。
この時の衝撃といったら。
「かわいい」(そうは言ってない…)と褒められるとこんなに、重量が半分になったような感覚なほど嬉しいのか。
単純に女の子らしいものは単純にかわいらしくて、思わず褒めちゃうほどすごいものなのか。
自分の見た目込みのキャラクターと、フリルやふわふわした女子感たっぷりのデザインは相いれないものだと思っていたし、好みもどちらかと言えばカッコいいスタイルが好きだったし、
初めての女の子らしい格好で驚きの体験をしてしまったのです。
これにまんまと味をしめて、スカートを履くことが増えてきたこの頃なのです。
もちろん相変わらずのごんぶとな足は気になりますが『誰も見てない、気にしてない』と唱えることで克服できるようになってきました。
こうなって初めて周りを見渡してみると、確かにスカートをつけている女性は女らしさがしっかりとあるんです。
動き方、仕草、表情がとゃんと女性。
速さが1番だよっなんて言っている自分とは別物。
アラフォー世代になったらこれじゃダメかもって今更ながら反省しました。
この冬には初めてのジャンパースカートにチャレンジしました。
スカートの中でも私にとって1番難易度の高いスタイルです。
心を無にして別人になって遠目で見れば、ジャンパースカートの私の姿もいたって普通です。
ま、心の中は
この脇の隙間なに?
上半身だけ服着てるみたい💦
お尻スカスカだよー🌀
これで大丈夫⁇
などなど、穏やかさのかけらもない状況ですけどね。
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