近所に手相占いができたので行ってみた話。
note47日目。
久しぶりにちょっと元気が出てきた気がします。ありがたや。ありがたや。
近所に手相占いができました。
「どこどこの母」みたいな雰囲気でいかにも熟練な感じです。
前の道を通る時に横目で何度も様子を見ると、
塩沢トキさんみたいな(なつかし!)人生経験豊富そうなマダムがおられて、お客様の手相を見ています。
だいたいの女子がそうなように、占いは好きです。子供の頃は「マイバースディ」を毎月じっくり読んでいたファンタジー大好き少女でした。
だけれど忘れっぽい性格のせいか、占い通りに行動したという記憶はほとんどなく…せっかくの占いの助言を活かせないまま過ぎていくタイプです。
過ぎたところで「あ、占いで言ってたやつだ!」と思い出して悔しくなる事もないので、占いを見る意味があるのかと言われると疑問を感じるところですが。
でもやっぱり占い見たいんです。
おは朝の占いは最後のラッキーカラーまできっちり見てしまうし、しいたけ占いも読み応えがあって必読です。
やっぱり好きなんです。
で、近くにガラス張りの手相占いができたとなれば気になります。
占いの中でも手相占いって、なんとなく『自分のもの』という感じがします。
タロットと水晶とか(水晶で占うなんて実際見た事ないけど)は占い師さんの力量があってのもののような気がして、贔屓の信頼ある占い師さんなどいない私にはいまいち信用できないような気持ちがあるのです。
それに比べて手相は、生きた私が刻んだものなので、何かしら私の深部が反映されていそうです。それに誰が見ても同じ手相なので、読み取る力量が影響する事もそれほどないのではないかな、なんて勝手に思っているのです。
とはいえ私のイロイロ隠したいところも見透かされてしまうのは何とも恥ずかしいかもしれない…なんて思いながら、その手相占いに入ってみました。
他のお客様は誰もいなかったので、あのマダムが厳かに私の前に来てくださると思っていたのですが、マダムではなく柔らかな印象のお姉さんでした。
右手左手とじっくり見てくださいます。
マダムの弟子さんの見解に少しばかり緊張しながら言葉を待ちます。
「お仕事されてます?」
はい。
「趣味を生かしたお仕事ですか?」
いいえ。
「健康で心配なことあります?」
今はないです。
「そうなんですね、では大丈夫です。」
うーむ、質問が多かった。
いっぱい答えたのに、そこから何か広がる事はなかった…
結論。
何もなかった。
なんか何もなかったのですよ。
悲しい。
私の手相はいわゆる鎖状というか、デッサンの線みたいな細かな線がたくさん集まっているような「あまり良くない」といわれるような線です。
主要な手相の線にビシっとしたはっきりした線はゼロです。
どれをとってもうっすーい意味なのか、全体にうっすーい運気なのか、悪過ぎて言葉に詰まってしまったのか…
何だか噛み合わない会話をしただけで終わってしまったのです。
全体を汲み取り全振りで聞くと、『趣味を生かした仕事は向いてるから頑張って』ってな感じかなと思うところです。
そして「言葉って大切だな」という学びでした。
何の取り柄もない手相だとしても
『これからの頑張り次第で大きく飛躍できる可能性を秘めてます』
なんて言ってもらえたら、
すごくテンションあがったかもしれません。
こんなにおだてなくても
『あなたこんな手相じゃダメよ!マジックで書き足しなさい!』
こんな風でも、よし改善だー!って気持ちになったかもしれません。
こうなると、占いって何なんだ?って話なんですけど。
テレビで見るような、ズバッとドキッとするような占いをいちどでいいから受けてみたいです。
人生が変わるような!
いやぁ、やっぱりファンタジーですかね。