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自分史的なクリッピング史料

連日、残暑が厳しい。何でだろう? やはり気候変動なのか? 10月あたりまで暑さが続くという予報もあり考えている余裕すらない。世間では他にも、米国ではハリスとトランプの論戦があったり、その後にトランプが襲撃されたり、そして日本では、自民党と立憲民主党の総裁・代表選が本格的になってきたり、更には兵庫県知事の問題であったり。

こうした方々は外野である世間の批評に晒されるだけではあるけど、昨今はSNS等で辛辣な意見を言う人も多く、逆に、メンタルタフネスが鍛えられたりと、メディアだろうが何だろうが、そんなの関係ないという毅然とした態度を持ち合わせている方々だから少々のことではへこたれないのだろう。

でも米国ではテイラー・スイフトほか著名アーティストが誰を大統領として支持すべきなのかなどのコメントを寄せて、大きな流れを作っていこうという動きも顕著だ。何せフォロワーが2億人を超えというから。

日本ではこうした扇動的な立場に立つ人はいるのだろうか?財界人ではなく、 芸能人のような庶民に近しい人で国のリーダーを推挙するような人っているのだろうか?強いて言うなら、大谷あたりが日本の首相はこの人がいいなぁ・・・なんて言ったら大騒ぎになること間違いなし。でもスポーツ界はスポーツ界の中でルールというかそういった類のものがあるのだろうし難しいかな。

2013年10月9日 朝日 電動バイク 市場は地球 ワイルドでいこう ❶

電動バイク、テラモーターズの記事。今では立派な企業になられているけど電動バイクは今後期待できる市場ではないかと思っている。と言いつつ、自分は50歳を過ぎてから中型のバイクの免許をとって、中型のバイクに乗っている。さてこの記事を読むと、当時は11万円で購入できたらしい。ユーザーの声が記載されている。音もしないし、近所に気兼ねがないと。ゼロから100%充電すると電気代は約30円(当時)。40㌔ほど走れると。ガソリンの値上がりから懐にも優しいのだと。排ガスも出さず、周囲への環境へは好影響を与える。次には奄美大島で電動バイクを販売する方のコメントが。世界遺産を狙っている奄美では、環境に良い電動バイクは必須というような勢いでコメントされている。テラモーターズは、この年で創業3年目のベンチャー企業。当時で全国で約8,000台販売したとあり、日本の電動バイク市場のNo.1だと。この当時でもベトナムとフィリピンに展開している。ベトナムなどはバイク王国だから。当時社長の創業者、徳重さんは安倍首相とも懇談し、ベンチャー企業の育成に力を入れて欲しいと要望なさった様子。

学生時代には、一人暮らしの下宿の部屋に、「大をなす、世界で闘う、人生を楽しむ」と壁に張り紙を貼ったという。一流企業に就職しながらも、会社が嫌になったと。「提案しても動かない」。そして上司の保身的な言動を受け、入社5年で退職の道を選んだとある。若いから勢いもあってのことだろうか。成功者というのは、こういう烈伝はよく聞く話。そして坂本の龍馬の言葉へ行き着く。「世の人は我をなんとも言わば言え、我が成す事は我のみぞ知る」。そしてアメリカに渡った。

この記事はシリーズで掲載されていたので、その後の話もあるんだけど、こうした挑戦を果たした後輩の年代の人を特に羨んだからだろうか。当時はバイクに乗ること自体が好きだったわけではないけど、環境問題へのアプローチや、電動という新しい形態、モビリティは電動にシフトしていくのではないか、そしてコントロールされていくのではないかと期待値が大きかったから尚更、当時のベンチャー企業に関心を寄せた記憶がある。

世知辛い話ばかりだけど、ある意味で夢を語り、夢を実現、社会課題にアプローチするという姿勢に憧憬を抱いたことは間違いない。年齢を重ねるとそうした関心の軸も変わってはくるのだけど、大きな目標に向かって突き進むという姿勢が本当にいいなぁ。無論、政治の世界でも大きな目標を立てることもできるけど、こうしたスカッとした話はなかなかないのかもしれないと思いつつ、この記事を再読すると、何かワクワクする気持ちが思い出されてとても楽しい気分になる。魑魅魍魎とした政治のお話よりはといった比較論でしかないのかもしれないけど・・・。

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