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わたしは、暗証番号が分からない。

今日は用事があって郵便局へ。

その前に別件でコンビニのATMに寄ったら、キャッシュカードが無い!
前に出かけた時に、財布から出したまま忘れていたのだ。

トボトボと一旦帰り、またコンビニへ。
思えばここから、すでに今日はなんだか変な日だと思ったのだ。
いつもはこんなことは無い。

何はともあれ、郵便局へ書類を出した。
すると「アプリ便利ですよ」と言われて、「へぇー」と思いながら帰った。

家に帰ってから「アプリやってみよ!」と思って、アプリをインストール。

ログイン画面で暗証番号を訊かれる。

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・


これが、どうやっても思い出せない!

たった4ケタなのに!!!!!!

英語で言うと「only four digits!!!
ふぉーでじっつが思い出せないのだ!

2回試しても駄目だった。
自分の記憶力の無さを嘆きながら、ネットで調べると郵便局で暗証番号の再発行ができるらしいと出てきた。

いくしかない!


こう、わたしは気になると何としても解決したくなるのだ。
こういう時は、たいてい解決しないが。

また、郵便局へ。
うぅ、また同じ受付の人。

「暗証番号忘れてしまって」
というと、あと3回試せるらしく、思い出しながら頑張ってみた。

「あ、絶対これです! 思い出しました!」


と入力すること3回
まったくかすりもせず、無情にもロックがかかった。

そもそもこの郵便局の通帳を作った記憶がわたしには無いのだ。怖い。

これはわたしが作った通帳なのでしょうか?


2016年と書いてあるが、9年前の自分は何を考えていたのだろう。
パスワード、何を設定したのだろう?
遠くに思いを馳せるが、自分のことなのに、もはや、まったくわからん。

考えていてもしょうがないので、回数リセットとパスワードの再発行をお願いする。
『馬鹿の考え休むに似たり』だ。

「ハンコ持ってきていますか?」
と言われ、ハンコがないことに気づく。いや、スマホで調べた時、免許証とキャッシュカードだけでいいって書いてあっt…

うぅ・・・。一旦帰る。しかし、また明日いくのも面倒なので、ダッシュでもう一回行くことにした。

本日3度目の郵便局。


そして、また同じ受付の人だ。

「あ、あの、暗証番号の。さっきの。ハァハァ・・・」

全力疾走したあとなので、ハァハァいいながらハンコを押す。

プルプルと手が震えてハンコがうまく押せないよ。


受付の人に励まされ、3回目でハンコは押せた。

ハンコだらけの「お届け印」の枠。

これでいけるの? もう一回書類書き直したほうがいいんじゃない? と心配になる。

ハァハァ。
電話番号と住所も書く。
ハァハァ。
9年前、わたしはこの街に住んでいただろうか?
ハァハァ。
電話は携帯なのか、家の電話だろうか。実家だったりして?

・・・何もかも不安になってくる。


はたして暗証番号再発行の書類は無事に届くのだろうか。

本当は別に暗証番号なんていらないのだ。
毎回たまに記帳にいけばいい話なんだ。
現にこれまで必要としていないのだ。

「家で残高確認できたら、楽だな!」
と思っただけ。

それがこんなことになるとは。とほほ。

(とほほって表現最近はあまり見ないですね)

暗証番号は、ほぼ日手帳にメモしておくべきなのか。でもそれって、誰かに見られたら・・・でも忘れるし・・・わたしにはまだ正解を見つけることはできない。


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しいたけハル|鎌倉のんびり暮らし
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