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妻の名言を紹介 #1

「歴史と自然が息づく、風光明媚な鎌倉に住まう」


〜に住まう。というコピー。
よく不動産関係の広告などに出てくるけど、一体どういう意味なのだろう。

住まう・・・住んでいる、住みつづける

分かるような、分からないような。
というわけで、かれこれ十年以上、私は鎌倉に住まっているのである。
※使い方、合ってる?

生活の拠点という意味だとは思うのだけれど。
みんなそれぞれ、住まっているのだなぁ。

英語でいうと「live」。

住まうことは生きること、生きることは、liveなんだ。

ということかな。ちょっと頭が痛くなってきた。

街もそうだけど、家も大事だ。
住むうちに、あ、ごめん、間違えた。住まうだった。

住まううちに、思い出が増え、愛着が増していく。

あの頃、住んでいた街。
むかしむかし、のちに夫婦となる二人で本を売りに行ったことを思い出す。

家から、大量の本をブックまで売りに行った。

大量すぎるので、台車に乗せていこうと思った我々。

しかし台車なんて持っていないので、キャスター付きハンガーラックに大量の本を乗せて、隣町のブックオフまで歩いて行った。

これが大きな間違いだった。

へぇ、道路って以外とデコボコしているんだ。

って気づいたよね。

キャスターがどんどんボロボロになっていくし、段差で積み上げた本が落ちるし、少しずつ少しずつハンガーラックは壊れていき、最終的には、

この世界の片隅で、立ち往生状態。

途方にくれて、絶望の妻。

あれ? それで、どうしたんだろう。記憶が。。。

記憶を辿ると、たしか、一旦その場から、

ブックオ○まで走って行って、台車を借りてまた戻ってきた。

やっとのことで着いて、何十冊も本を売ったのに、売れたお金は数百円で。

「えっ!?」

となったのを覚えている。
帰りに近くで中華を食べて帰ってきた。

中華代のほうが高かったけど、すごく疲れたけど、今思い出すと愉快な思い出だ。この思い出は、

「幸せは身近にあるよ、近すぎて気づかない幸せもあるよ」

と気づかせてくれる。お金も無く、街も暗い、そんな時も自分たちはたのしく暮らしてきた。

妻は言いました。

「今をたのしく過ごすことが、あとで振り返った時に、あの時はたのしかったねと言える唯一の方法」

だと。

まったく、その通りで、色々なトラブルもあったけど、振り返ったときには笑い話になっている。
深い言葉だ。

妻は良く名言を言ってくれるのだけど、すぐに忘れてしまう。

十年以上も名言を製造しているが、もったいないことにいつもそのまま空に消えていくだけだ。
なので、メモしようと思いながら、タイプロを観ていました。

キムタク来たーーーーー!!

風間











公親です。

この「間」がいいよね。

チョ! マテヨ!

長年読んでいる、よつばと!16がもうすぐ発売らしい。
よつばも、あの街に住まって、たくさんの思い出を紡いでいるのだなぁ・・・。


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しいたけハル|鎌倉のんびり暮らし
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