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別れがあっても、泣けない
人との関係には、出会いと別れがある。
人との別れを惜しんで、
思い出を振り返って、
泣いている人をみて、
とても思いやりのある方なんだな、
人間味のある方だなと思う。
別れという観点では、卒業式でもそうだ。先輩が旅立っていく。それで、今までの思い出とか感情が涙として表に出る。
姉も、私がメキシコに旅立つとき泣いていた。
でも私は、そういう別れでは泣かない。
というか、泣けないのだ。
それはきっと、昔より「繋がっている」からだ。
LINEでもインスタでもすぐメッセージができるし、ビデオ通話だってできる。
離れるけれど、一生会えなくなるのではない。
リアルで会いたいならば、飛行機でもとって会いに行けばいい。
そんな「繋がっている」ことが私が涙を流さない理由だろう。
しかしそれはマイナスな面もあり、
遠くにいてもメッセージしているから、ビデオで話せているから、一生リアルで会わなくなる可能性もあるということ。
もはや私の周囲は、リアルで会わなくてもいい程度の人ばかりなんだろうか。
いや、そんなことはない。
繋がりやすくなった今だからこそ、会った時により深い話ができるはずだ。
そして、リアルで話すことにより嬉しさを覚え、より強い繋がりに変わっていくはずだ。
別れる時に涙が出なくたって。
無情な人間ってわけじゃない。