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エッセイたち

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家族の思い出とか。
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#思い出

写真を撮るのは1枚でいい

写真を撮るのは1枚でいい

最近は携帯電話(スマホ)で手軽にキレイな写真が残せるようになった。

それにより、観光に行くと誰しも必ずスマホ片手にその対象物にカメラを向ける。

私もまたスマホに写真を残す一人である。
それに違和感を感じつつも。

せっかく行って、時間を作って行った場所。

写真フォルダを見返せば、たくさんの写真や動画。
しかし、その時私の目には何が写っていたのだろうか。
スマホの画面ばかりだったのではないか。

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親にnoteのリンクを共有してみた。

親にnoteのリンクを共有してみた。

私のnoteの内容って、家族の思い出話が2割くらいある気がしている。

人と話すときも、自然と家族の話をしていたりする。

わたしは、家族が好きだ。

今は姉も私も家庭をもち、みんな別々のところで過ごしているが、変わらない安心感、家族の絆がある。

特に、私に子が生まれたことでじぃちゃんばあちゃんになった私の父や母。
電話をすることも多くなった。

こんなに家族のことを思えて、自分がこうやって生き

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空気で覚えている思い出たち

空気で覚えている思い出たち

朝、お散歩していると、とても気持ちが良い。

少し肌寒くて、でも半袖になって風の香りを感じたいような、そんな朝の空気。

あ、この空気、知ってる。

アメリカに数週間行った時もこの感じがしたのを思い出した。

気候が日本と違ってカラッとしているからなのかな、と思ったりもしている。

空気が、私の思い出になっているのだ。

サブウェイに入ると、1ヶ月のカナダ生活を思い出す。パンが焼かれたような、ジャ

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夏になると、幼い頃の家族との思い出ばかりが思い浮かぶ

夏になると、幼い頃の家族との思い出ばかりが思い浮かぶ

メキシコにいるからなのか。

母親になったからなのか。

ふと、家族とのやり取りや家族ルールみたいなものが思い出される毎日。

ぼーっと皿洗いをしているときに。

シャワーを浴びている時に。

ベットに入って3呼吸したときに。

なぜなんだろう。

たぶん、メキシコの気温が30度くらいあって、「夏」を感じるからだ。

家族との夏の思い出はなんだか沢山ある。

小学生のころ、ミニバスから帰ってきて、

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母とグダグダする土曜日の朝は、あたたかくて、太陽の匂いがする。

母とグダグダする土曜日の朝は、あたたかくて、太陽の匂いがする。

土曜日の朝。
私が目覚めると、隣で母が私をじっと見つめていて、ギョッとしたことがある。
というか、休みの日はこれが日常茶飯事だった。

うちは、和室に布団、川の字で寝ていた。
自分の部屋にベッドもあり、思春期のときはそこで寝ていたが、気づけばエアコンが効く和室でみんな寝るようになっていた。

そうそう、それで土曜日の朝の思い出を。
部活が始まる前だから、小学生のときのことだ。

私が目を覚ますと、

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