「住民票は親元だよ。あなたもそうすればいいのに」とドヤ顔で言われる度に「選挙は?投票は?」と聞き返したら、驚きの返事が?!
本日、noteでこのような記事を見かけました。
たかが一票、されど一票。でも、貴重な一票です。それで、本まで頂けるとは素敵すぎます。
ところで、大学に進学して一人暮らしを始めたころ、住民票を一人暮らしをしている市町村に移しました。
しかし、いろんな学生から
「なぜ、わざわざ住民票を移したの? 親元に住民票を置いておけば良かったのに」
と言われました。その学生たちが言うには
「この先も、就職などで引っ越すことは多いんだから、結婚するまで親元に住民票を置いておけば楽なのに」
というのです。確かに、大学卒業後に、絶対に親元に戻る学生にはその方が良いのかもしれません。
しかし、わたしの田舎は田舎すぎるので就職先がなく、地元に戻らないと公言していましたし、わたし同様に、地元に戻る予定がない学生まで「住民票は親元のままで」と言っています。
しかも、気のせいかもしれませんが、そういう学生のほとんどがどこかドヤ顔です。住民票を移さない方がうまみがあって、わざわざ住民票を移すほうがメリットがなく、ただのバカ正直だとでも言いたげでした。
まず、住民票を移す理由はいろいろありますが、いちばんは、『住民は、常に住所や世帯の変更等の届出を正確に行うことが責務とされ、虚偽の届出等、住民票の正確な記録を阻害するような行為をしてはならないとされている』と住民基本台帳法で定められているからです。
それに、選挙のときは、住民票がある市町村でしか投票ができません。親元に住民票を置いたままならば、選挙の度に、①親元の近くの投票所に行って直接投票するか、②『不在者投票』の手続きをしなければなりません。
それだけでなく、最悪、投票する権利がない選管もあるのです。
住民票を移して3ヶ月経てば、住んでいる場所の選挙区で参政権が得られるなんて、なんて楽で、恵まれていて、素晴らしいことだと気づかないのでしょうか。
他国では、どう頑張っても参政権が与えられない人たちがたくさんいます。この日本でも、長年住んでいて、税金をきちんと払っていても、参政権がない人たちがいます。
当たり前に権利が与えられると、有りがたみに気づかないのかもしれません。
「ところで、選挙の度に、わざわざ親元の近くの投票所に投票に行ったり、不在者投票をしているの?」
住民票の移動を面倒がって移さない学生や社会人に聞きました。
「選挙? 行ったことないし、これからも行く気がない!」
またもやどこかドヤ顔です。世の中には、なにがしかの考えがあって、あえて投票に行かない人たちもいます。それはそれでその考えには反対はしません。あえて投票しないのも、その人の大切な権利だと思うからです。
でも、住民票をわざわざ移す必要なんてないと言ってきた学生や社会人で、選挙に行かないと言った人たちは、特に何のイデオロギーもないようでした。
はぁー、だから、この国は衰退したのか。
今の若い人たちへ
こんな国にしてしまって、ごめんなさい
わたしたちの世代が原因かもしれません
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