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シャロ「もっと自由に生活したいわね・・・」

「ありがとうございましたー!」

そういって私はお客さんの座っていたテーブルに行き、ティーカップを片付ける。

「……ここで働き始めてもうどれくらいになるのかしらね」

そんなことを考えつつまた注文を取りに行く。

私はここフルール・ド・ラパンで働くシャロ。自他ともに認める{両親の影響で}陶器フェチで、ここで働き始めたのも陶器が好きだったからなんだけどもね。でも、正直もうこのバイトばっかりの生活にも疲れてきたのよね。本当に自分のやりたいことがあるんだけどなぁ……。


・・・


「今日でここを辞めさせていただきます。お世話になりました。」

そう店長に言ってフルールを辞めた。これからは自分の好きなことをして生きてくと決めたんだから!そうと決まれば早速あそこへ行く準備をしなければ…そう思っておもむろにスマホを取り出す。席の予約をしなければ…出発は三日後だ!

追記:見るな!忘れてくれ!2021-12-11

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