ひとりそたぶ119 ハイキング
119回目は「ハイキング」です。計画している時が一番楽しいレジャーランキングに於いては遊園地に並びそう。
漫才が続くとコントが書きたくなるね。昨日は反則技だったし。(元々孤独なスメルはピンユニットであるが、一応ああいう漫才も書きたいとは思っていた)
ではご覧下さい。
一夜の幻影
コント/風に吹かれて 歩き続けて かすかな明日の光りに 触れようとしている 風に吹かれて 歩き続けて 心を重ねた 遠い空
向井:いやあ男二人で高尾山にハイキングなんてのも案外楽しいよなあ。
真中:いやいやいやいや。もうさっさと帰りましょうよ。
向井:どうした?俺と二人じゃ不満だってのか?
真中:そうじゃないですけど、
何 で こ ん な 台 風 の 真 っ 最 中 に ハ イ キ ン グ に 出 た ん だ よ ! ?
向井:仕方ねえだろ。二人の休みに丁度台風にかち合っちまったんだから。
真中:だからって!!何で高尾山まで行くんですか!?家で大人しくゲームでも良かったじゃないですか!
向井:男二人っきりで家の中で遊ぶとか無いわあ……。
真中:男二人ハイキングは肯定したのに!?
向井:しかしダメ元で中央線乗ったら動いてたな。
真中:あれ最終だったけどね!まだ午前の段階で営業終わっちゃったけどね!!
向井:でも嵐の中の高尾山、普段滅茶苦茶混んでるけど人っ子一人居なくてのびのび出来るなあ。
真中:当たり前だよ!駅員さんが止めてたのに振り切って!止められなかった僕にも責任あるから付いてきちゃった!!
向井:それに喉が渇いても水分補給バッチリだしな。
真中:もう全身でこれ以上無い位に雨に打たれまくってるんですけど!水分補給ってレベル凌駕してますよ!
向井:いやあそれにしても雄大な景色だな。お前も見てみろよ。
真中:無理!!景色はおろか君の顔もちゃんと見えないよ!!
向井:さてそろそろ飯にしようか。レジャーシート敷こうぜ。
真中:拡げた途端に猛スピードでフライングスカイだよ!!
てゆーか台風なのに微動だにしないね君は!!そのマイペースさが憎い位に羨ましい!!
向井:今日はおにぎり……お粥になっちまったな。
真中:そりゃ何でもずぶ濡れになるからね!ねえ、もうやっぱり帰りましょうよ。
向井:帰りましょうよったってこんな台風じゃ電車動いてねえだろ。さっき最終ってお前が言ったんじゃん。
真中:そうだった!!こんなヤツに論破されると悔しい!!
向井:とりあえずさっき高尾山の神社で御守り買ったからこれで無病息災を願うんだな。
真中:いや寧ろ何でこんな台風の中で社務所は営業してるんだよ!?もう結構!!
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