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【エッセイ】私が白髪染めを始めたキッカケ
私は『髪を染めない派』でした。
昔、髪が伸びてきても染め直すのが億劫で、そのまま放置したことがあったからです。
要するに、ずぼらな性格、ということですね。
同僚に白髪を指摘されても「これは育ててるの♪」と訳の分からない言い訳をしていました。
私は面長で、いつも実年齢より年上に見られます。
だからこそ、髪の毛に白い物が混じっても「年上に見えるのはいつものこと♪」とあまり気にしていませんでした。
そんなある日、鏡を見て「あれ?」と思いました。
増えてきた白髪のせいで、自分で見ても自分の年齢が上に見える、と気づいたのです。
年上に見られることを自分で面白がってるトコもあるのですが、自分で自分が年上に見えるのってどうなのよ!?
でも、若い頃、髪の毛を染め続けられなかったし……。
でも、老けて見えるのもどうなんだろう……。
うだうだするのは私の悪い癖と思いつつ、踏ん切りがつきませんでした。
そんな悩んでいたある日、職場で利用者のOさんに言われました。
「若いのに、白髪を染めないなんてもったいない」
『若いのに』……!?
『もったいない』……!?
若い、と言われることがほぼ無い私には衝撃的な発言です。
(ま、まあ、私はOさんよりは若いんだし、当たり前のことを言ってるだけだし)
そう思いながらも、若いと言われたのはやっぱり嬉しい。
(これは……ちょうどいいキッカケかも!)
キッカケがあっても「やる」「やらない」を決断するのは、結局自分。
それから白髪染めを始めて、数年。
髪の色が変わることで自分の気分がアガるので、今のところ継続して染めてられています(^^♪