勘違い舞台役者で一生を終わらない為に必要な事
先日「仕事の芝居か趣味の芝居か」という記事を書きましたが、仕事にしたいという選択をした人用の記事です。
私、今まではがむしゃらに、どんなチャンスが来ても掴めるようにしようと思ってどんな時でも「お芝居最優先」で生きて来てました。
何かに取り組んでても、お芝居の仕事が入ったら、どんな仕事だったとしても最優先していました。
でも「お芝居は気長に一生やる」と決めてから、絶対に最優先にするというのはやめました。
不意に現れたチャンスが掴めなかったら「今回は縁がなかったって事だ」と思う事にしました。
最優先するのは芝居に限らず「今、自分がやるべきだと思う事」です。
これ、お芝居やタレント活動をしている人にはぜひ一度考えてほしい事なのですが
「自分の活動ピークをどこに持ってくるか」の設定はきちんと考えておくと良いです。
私は、特別外見が良かったわけでも、逆に目を引くほどユニークな外見でもなく、特筆するような個性がないので
いわゆる「若手注目俳優」の枠は取れるわけがないと感じました。
これ、高校生ぐらいならまだ「学園モノ」という一度に沢山の俳優が出演するジャンルがあるので、ワンチャンあるのですが
26歳になるとハマる役所は「ある程度大人の女性。OL」となります。
私みたいに身長が150センチしかなくて、スーツが似合わない役者がドラマや映画に出演するとなると、相当なネームバリューと政治のパワーが必要になります。
そんなもん、今から得ようとしたら枕営業1000本ノックでもしないことには無理でしょう。したって無理な可能性が高いです。
そして、別にそこまでしてメディアに出たくはありません。
それより、私ぐらいの身長ならば年齢を重ねて「良いおばちゃん」になってからの方が、ハマる役がある気がします。
同じドラマでセリフを一言もらうにしても、かかる労力が違いすぎる。
だったら、今はほどほどに頑張って、年齢重ねてからスパートかける方がおばさん役者になってから芝居の説得力も出るし、エコなんじゃね?と判断しました。
どんなに良い芝居をしたって、その映画に、そのドラマにあなたに合う役がなければ仕事なんてないのです。
どんなに良い芝居をしたって、顔やスタイルそのものが変わることはありません。
ブスが美人ヒロインの役を演じられたりガリガリの人がデブの役を演じたりできるのは想像力を楽しむ「舞台」しかありません。
もう一回、鏡で自分をみてよく考えてみてください。
あなたに合う役はありますか?
考えてみて自分に合う役が今あるのならば、その時は何よりも最優先して人気者になる為の活動をする事です。
人気者だったら仕事が絶対に来ます。
舞台でも最低限のギャランティがもらえます。
勝手に事務所や企業からオファーが来ます。
時間は刻一刻と過ぎてゆきます。やるなら今すぐです!そして、辞める方向転換をするのも今すぐです。
仕事にならないままズルズルと芸能界にしがみつこうと必死にがむしゃらになっていても、どんどん時は過ぎてゆきます。年齢を重ねれば重ねるほど、就職も大変になります。
それでも、何が何でもやりたいというのなら、それがあなたの「やりたい事」だからそれで良いと思います。
でも、枠がなければ、必要とされなければ「仕事」にはならないという事を忘れないでください。それは自己満足です。
貧困で苦しんでほしくない。失敗を経験した私の願いです。
働きながら、お客様満足度の高いステージを作るために日々研究をしています!小劇場全体が盛り上げたいです。将来は役者やタレント達が芝居しながら企業でバイトするための紹介会社を作りたいと思い資金作り中!応援していただけると嬉しいです。