11月
電球の明かりが鏡にうつっていて
飲んでたペットボトルの底を通して見たら「まばゆい」になった。
写真に残そうとしても「まばゆい」はなかなか写らない。
部屋に思考が積もっていく。のが不安で飛び出すように家を出た。
予定で埋めたくなっている。
友人とか、もうこれきりかなと実は思っていた人とか
会おうと連絡をくれる。タイミングがよすぎる。
鼻が利く人たち。
だいじょぶか。
冬がこわいんだ。
去年とは全然ちがう季節が待っている。
こっちの冬も雪が降ればいいのに。
そしたら吹雪にまぎれて私もまっしろになれる。
口からスラスラと出ることばというのは、
少し前に考えたところまでだなぁと改めて実感する。
それがもどかしくてもどかしくて、今日も嘘をたくさんついた、本当のことはぜんぜん伝えられなかった、と毎日落ち込んでいたのはいつのことだったか。
この頃はなんか、身体が守ってくれているように思う。
いま言ったことは願望で、ほんとの気持ちは真逆のところにあるなぁとか
これはただ話をそらしたいだけの言葉だなぁとか
口にしながら気づいていく。
耐えられるようになったのはどうしてだろう?
足りない足りないと騒いで、実際足りてなかったんだけど、もっと上手に求められたらよかったのにね、って今までと今の私におもう。
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そういや、電球本体はどう見えるのかな?って
ペットボトルを真上にのぞくとうわー水が落ちてきた!
ゆすいでたからまあよかったけど、
ほのかに甘いし冷たいしで、可笑しくなってしまった
こういうとき、
(そうめん茹でたらさけるチーズができあがったときとか)
(一本一本きれいにさける仕上がりだったすごい)
(なんならもっかい作りたいくらいだけど無理)
笑えるままでいたいと思った。
すすきの穂をなでてみたら、見た目よりずっとなめらかで驚いた。
うちのねこより高級そう。
・・・ねこごめん。
知らなかった!
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