2023年の英語を理解できるようになりたい
私は絵に描いたような THE 英語中級者なので、日本語の英単語帳に載っている単語もまだまだ全然覚えられてはいないのですが、日本語の英単語帳に載っている単語で、私が覚えていない単語の大半は、口語ではあまり使われていない単語な気がします。
英文を読むのが苦手なので、そういう単語も早めに抑えたいとは思いつつ、私がまず優先したいのは実際の会話でガンガン出てくるのにイマイチよく分かっていない単語や表現たち。
ソイツたちをやっつけたい。
スラングの厄介なところは、使う必要はない、むしろ多分使わない方が無難なのに、知ってないと会話についていけないところ。
しかも移り変わりが早い。
めちゃくちゃ英語がんばってる日本人はたくさんいるのに、コミュニケーションが苦手な日本人が多い理由は、情報が遅い。
これに尽きると思います。
日本語で英語を勉強して日本人があまりに多すぎる気がします。日本語で英語で勉強を続けている限り、いつまでたっても現代英語についていけません。
ネガキャンになりそうなので具体的な本の名前を出すのは避けますが、以前、日本語の英語スラングの単語帳を読んでたら、アメリカ人に「オールドムービーの台詞寄せ集め?」って言われて泣きました。(映画やドラマ理解するには役に立ったよ、、、涙)
英語学習の目的次第ですが、コミュニケーションが学習理由の人は、英語は英語で勉強した方がいいです。
じゃないと追いつけない!
2023年の英語を理解するのに参考になりそうなサイトとYouTubeをまとめました。
アメリカスラングの方はまあまあ分かります。イギリススラングの方はマジで全滅です。そりゃあイギリスドラマちんぷんかんぷんなはずです。納得。アクセントの問題だけじゃないんですよ。。。
語彙。語彙がそもそもアメリカ英語と違うのですよ。。。
でもここまで違うとは。。。
あと、気になったのは、2017年から2019年までトップを独走してた lit / lit up (excited の意味) がランクインすらしていない。でも、Twitter 検索してみたら、まだリアルタイムで使われてました。(2023年4月現在)
一方、Yeet は辞書に登録されたようです。
ていうか、Janky って今まで辞書登録されてなかったの? ていうかスラングだったの!?
日本語でもジャンキーって言うのに、、、!
YouTube先生たちはわかりやすい。
音声助かる!いつもお世話になってます。
私がこの中でもっとも気になったのが、salty。
一か月くらい前、女の子たちで集まっている時に、彼氏から電話がかかってきた子(イギリス人)がいて、その子の対応が「はいはい、わかったわかった。またね、切るよー」みたいな感じだったのですが、その子に対して “Wow, your reaction was super salty” と反応したアメリカ人がいました。
私は、その時 salty って単語知らなかったんですけど、それ絶対塩対応って意味じゃん!と思って、「待って! 今 salty って言った!? 英語でもああいうリアクションのこと、salty って言うの!?」って聞いたところ、「うん。なんか10年くらい前から言うようになったよねー?」と言われました。
いや、10年前って、高確率でルーツは日本語の『塩対応』の直訳じゃない? 俺の嫁を waifu って言うのと同じノリじゃない??
、、、と思っていたのですが、今回この記事を書くために改めて調べてみたところ、どうもそうじゃないっぽい。
The term salty has a long history of slang meanings, probably because of its association with sailors. In the 1860s, salty was a synonym for “racy” or “vulgar,” also a likely connection to (the popular reputation of) sailors.
By the 1920s–30s, salty is recorded in Black English as jump salty, meaning to become suddenly angry. The phrase jump salty stuck around well into the 1960s.
Owing in part to the influence of Black English on popular culture, salty has spread in the mainstream vernacular as a slang term for “bitter” and “upset,” e.g., He was salty I didn’t invite him to the party.
https://www.dictionary.com/browse/salty#:~:text=In%20the%201860s%2C%20salty%20was,around%20well%20into%20the%201960s.
『塩対応』と『神対応』の握手会デモンストレーションもして、「待って。それアニメで見たことある!うん。塩対応は salty の意味だね!」って同意を得られたけど、なんかどうも違う気がしてきた。
日本語の『塩対応』は bitter に近い意味はあっても、upset ではない気がする。
そもそも、意味合いが1860年から1920年までは、『下品 (racy or vulgar) 』みたいな意味だったのが、1920以降から『いきなり怒り出す人』みたいな意味になっているのが意味わからん。塩対応の意味でも使えるけど、基本は『いきなり怒り出す人』みたいな意味だと思っておいた方がいいのかも。
黒人の間でよく使われてたスラングだったのが、ここ10年くらいの間で白人、アジア系の間でもよく使われるようになってきてとうとうトレンド入りみたいな感じでしょうか。有識者の方いらっしゃいましたらコメントください。
スラングの難しいところは、使ってもいいものと使わない方がいいものの選別。
↑このサイトすごくまとまってるし、内容も面白かったです。
攻撃的とか、下品とか、そういうものだけではなく、年齢によって「使わない方がよい」ものがたくさんあります。日本で英語を勉強しているアラサーには、この辺りの判断がかなり難しい。日本に住んでいると、得られるサンプルがとにかく少ないのです。
スラングを使えたらネイティブっぽくなれるけど、日本人以外のノンネイティブにも通じにくいし、ネイティブが相手でもスラングに詳しくない人や年配の人にはスラングは通じにくい。
Cards against humanity とかプレイしてると、アラサーネイティブでも “Does anyone know this word? … okay, check Urban Dictionary!” って言ったりしてます。
あと、いつまで使っていいのかの判断も、日本に住んでいると難しい。
2022年に使っても still be cool だったスラングを、2023年も cool に使えるのか。。。
日本在住の英語中級者には判断がつかないので、使うのはやめて理解にとどめておきます。
58% of Americans don’t know what the ‘Rona’ means. (58%のアメリカ人は “Rona” の意味がわからない)
これはさすがに嘘でしょ?と思いましたが、多分きっとホントなんでしょう。私は今まで普通に使ってたし、通じなかったこともないのですが、同世代の狭いコミュニティでしか会話してないから通じていただけなのかもしれません。
ネットを見ない世代には馴染みがないのかも。
日本人も「最近の若い子何喋ってるかわからない」って言ったりしますよね?
この人、全く同じこと英語で言ってます。
つまり、この動画で紹介されてるスラングを日本人が下手に使うのは避ける方が無難でしょう。Generation Z 世代ならトライしてみてもいいでしょうけど、大人は避けた方が良さそうです。
日本で英語を勉強するのって本当に難しい。
でも今はインターネットの時代。
きっと出来る。出来るはず!