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SURVIVEしていく西洸人のアイドル人生


survive:生き延びる、生き残る



この人ダンス上手っ。ダンサーなのか。

かっこいいしオシャレだなー。

一人だけ雰囲気違う。

常にモテてそうだし、器用に生きてきたんだろうな。



・・・なんでそんな人がわざわざプデュ受けたんだろ?
なんでアイドルを目指したんだろ?気になる。


私の彼に対する第一印象はこうだった。


オーディション中の彼は初回から順位は上位だったけれど、
AクラスからCクラスに落ちてしまったときは「やっと本当の評価を受けられた気がする」と言い、
オーディションから脱落していく仲間を思って涙を流し、
当時から言われていた雑音に対して「僕は本気です」と言った。


ずっとやってきたダンスを武器にするのではなく
ラップに挑戦し、リリックが書けなくて悩んでいた。
なんとか書き上げたラップでは「もうダンサーじゃない」と叫んだ。
オーディション終盤、彼を落とし込もうとするネットの書き込みもあった。


それでも彼は11人に残った。生き残った。INIになった。



第一印象とは違い、彼は決して楽をして器用に生きてきたわけではなく、
現状に満足せず、努力をする人なんだとわかった。



私はデビューしても彼を応援しようと思った。
オーディションのインタビューでは「俺もアイドルになっていいのかな?」なんて笑ってたり、
胸キュン台詞では顔を真っ赤にして、結局言えずに終わったり。
いわゆる「王道アイドル」にはなれなさそうだったけど、
彼が「音楽」に対して、「パフォーマンス」に対して、真っ直ぐに取り組んでいたのがわかったから。
グローバルに活躍したいという思いが伝わったから。


デビュー後も彼はメキメキと力をつけて素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、
ほんのちょっとだけならアイドルっぽい台詞も言えるようになった。
(耳を真っ赤にしながら・ふざけなから、だけど。笑)

グループでは最年長として、グループを引っ張る存在で、
場を盛り上げようと明るくふざけることも多い。
でもほんとはすごーく繊細で、周りをよく見ていて、メンバーをさりげなくサポートする。
自分の感情にとても素直で、喜怒哀楽が分かりやすい。
ファンに対して普段は愛情表現をそんなにしないけど、
本当に大事なことや感謝はしっかり言葉にして伝えてくれる。


実際は3人姉弟の末っ子ということもあり、かわらしいところや
甘いものが大好きという意外なギャップも見せてくれるようになった。


音楽面では、メンバーの中で初めて作詞に参加、作曲にも挑戦し、ピアノも習っているらしい。
そしてDJをやるようになった。


と、同時に彼に対して様々な声が上がっていた。
心無い言葉も多くて、きっと本人にも届いたと思う。



それでも彼は何も言わず、雑音を跳ね除け、グループのために
自分のやりたいこと・やるべきことをやる。
その一貫した思いは、彼が作詞した楽曲に反映されている。

Let's rock
何もかも跳ね除け Bounce to the bop
あの余計なお世話な雑音 Block (Ooh)

DROP / INI


もう止まれない can't control (control)
全部 shut it down
Yeah だって俺らは too legit, good to be legit (ah)

LEGIT / INI


2024年1月、LAPOSTA2024では自作のラップを披露。

気に入らないならどうぞ
別になる気はないなお前のアイドル

このリリックにも色んな声が上がった。
きっとそれも分かっていたであろう。
それでもこの場で、このラップをしたことは大きな意味があったと思う。



以前インタビューでこう言っていた。

周りから見られているっていう意識がありすぎると
自分を見失って
他の人に合わせなきゃいけないみたいな
でも合わせたら・・自分じゃなくなるし
でも自分を見せる仕事だから
自分じゃなくなったら
じゃあ誰でもいいじゃんみたいな感じになっちゃって
自分は自分のままでいこうみたいな

洋服の青山インタビュー


グローバルに活躍したいと目標を掲げているINI。
世の中にはたくさんのアイドル・アーティストがいて、
生半可な気持ちでは生き残れない。

誰かと同じ事をしていても意味がない。
INIの音楽で、INIのパフォーマンスで、生き残っていくんだ。



NYLON JAPAN 20TH ANNIVERSARY PARTYでDJをする彼を見に行った。

サングラスをかけてキメキメで入って来たけど
「かわいい~」と客席から聞こえて、はにかむ。
様々な楽曲をプレイしながら楽しそうに身体を動かす。
緊張が解けてきたのか、サングラスを外してとびっきりの笑顔を見せる。

そしてINIの楽曲へと繋げる。
ちらちらと舞台袖を見る彼。
最後にそこから出てきたのはメンバーだった。
客席のFANFAREの掛け声を聞いて、嬉しそうに驚いたその顔は、最高に輝いて見えた。




彼が思い描いている・目指すアイドル像は
きっと私みたいな凡人には想像もつかない世界なのかもしれないし、
今現在、彼が思い描いている道に進めているのかはわからない。


それでも彼の音楽を聴くたびに、ずっとINIに・彼についていきたいし、
生き抜くその姿をずっと見せてほしい、と願って止まないのだ。



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