About Me #3 私のしごと -版画編-
今日は、簡単に私のこれまでの仕事をジャンル別にまとめた[ About Me ] シリーズの版画編をお伝えします。
版画は、お仕事の中で一番少ないジャンルです。
版画は1つの版で、同じものを沢山刷ることができるのが大きな特徴です。
所謂、「印刷」です。
オーダーメイドで版画作品というのは中々ないことです。
1点ものとなると、割高にもなります。
(描いたものを直接移すという技法のモノタイプやマーブリングは別ですが)
なので、ほとんどの私の版画作品は、お仕事ではなく自主創作活動です。
前記しましたが、版画は同じものが複数枚刷ることができますので、自主制作したものは基本的に額装して販売をしております。
版画 - Printmaking -
2016年 宮崎県 [ WSL Japan Trump Hyuga PRO trim and glide ] トロフィー制作
2016年 千葉県 [ WSL Japan WHITE BUFFALO Women's Pro QS3000 in Kamogawa ] トロフィー制作
2018年 宮崎県 [ SURFCREW KUSTOM SURFBOARDS ] ディケール制作
※ WSL・・・World Surf League
ー 受賞歴 ー
2017年 東京都 [ 日本財団 海と日本PROJECT うみポスグランプリ2017 ] 入賞
サーフボードのディケール制作について簡単に説明します。
サーフボードにはロゴマークやワンポイントが入っているものがあります。
ボード自体は基本的に、フォーム(ブランクス)と呼ばれるものを樹脂でコーティング(ラミネート)してつくられているのですが、そのフォームと表面のコーティングの間にディケールという極薄い和紙の様なものを入れます。
(すぐ上の画像がコーティングを施す前)
その紙にロゴや図柄が印刷されています。
私の場合、お客様に依頼されたら特別なインク(樹脂コーティングしても問題ないもの)で木版画をディケール用の紙に刷ります。
あとは工場にお渡ししてお客様のカスタムオーダーに入れてもらいます。
サーフィンのトロフィー制作から意外なお仕事へ展開している版画制作でした。
ありがたやありがたや。
さらに詳しくは、「版画屋」のマガジン↓ で紹介していきますので、よろしくどうぞ。