司法書士試験の基本テキストの効果的な読み方〜ただ読むだけでは身に付かない〜
司法書士試験の勉強において、基本テキストの読み方のスキルを持っていることは、かなり大きなアドバンテージです。
これから説明する方法は、遠回りに思えますが、膨大な試験範囲を有する司法書士試験においては、効率の良い方法となります。
基本テキストは、ただ読むだけではダメです。
では、どうしたら良いのか?
基本テキストを読みながら、専用ノートを作成して、
自分から自分への一問一答を作成します。
例えば、基本書に
公開会社である株式会社の取締役の任期は最長2年であり、定款で短縮することが可能である(指名委員会等設置会社、監査等委員会設置会社を除く)。
との記載があったとします。
それを見たら専用ノートに、
公開会社である株式会社(指名委員会等設置会社および監査等委員会設置会社を除く)の取締役の任期は何年?(定款での別段の定めなし)
って書くんです。
そして、答えを見ずに答えられるようになってから次に進む。
正直、めちゃくちゃ大変です。
でも、これもルーティーン化してしまえば(ルーティーンが大切なこと、ルーティーン化させるコツを熱弁した記事はこちら。)、出来ちゃうんですよね。
テキストを読み終えた頃には基本書をもう一度回す必要がないくらい、記憶が定着しています。
一度やってみて向いているな、と思っていただけたら、是非取り入れていただきたいです。
司法書士試験の受験期間は長いです。
多くの方が民法から勉強を始められると思いますが、10ヶ月前(筆者の勉強期間は実は正確には9ヶ月なんですが、キリがいいので10ヶ月にしています。)に読んだ内容をほとんど覚えている状態にするには、それなりの努力とやり方が必要です。
このやり方でテキストを読んでしまえば、後はいつもおすすめしている市販の一問一答テキスト(こちらのシリーズがおすすめ)を回して、分からない問題が出てきた時に、基本書を辞書代わりに使用していくやり方が、大変だけど、実は一番効率的で、筆者のおすすめです。
市販の一問一答がさくさく解けるようになったら、過去問と市販の一問一答を3:1くらいの割合でやってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆様に素敵な出来事が起こりますように。
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