見出し画像

パートナーの理解が鍵!マミーブレインと向き合う方法

こんにちは。shihoです。
毎日の厳しい暑さが続き、つい頭がぼーっとしてしまうことが増えていませんか?
ところで皆さん、「マミーブレイン」という言葉をご存知でしょうか。
暑さによるぼんやりとは違い、これは特に妊娠中や産後の女性が感じることが多い現象です。私自身、出産してからまもなく1年半が経とうとしていますが、いまだにこのマミーブレインに悩まされることがあります。
そこで今回は、多くのママたちに起こるこの現象について、原因や対策を私の経験も踏まえてお伝えしていきたいと思います。

「マミーブレイン」とは何か 

マミーブレイン(Mommy Brain)とは、出産後の女性が経験することのある認知機能の変化や記憶力の低下を指すときに使われる言葉です。

具体的には、忘れっぽくなったり、物事を思い出せなかったり、集中力が足りなくなるなどの症状があります。
出産の痛みを忘れるための一過性のものだとも言われていますが、実際には出産後のホルモンバランスの変化や睡眠不足、ストレスも原因とされています。
産後のママは慣れない育児に多くのエネルギーを使います。そのせいで脳の機能にも影響が出てしまい、さまざまな症状が起きるのです。
脳の変化は妊娠から始まり、産後にはホルモンの影響もあって、妊娠前と比較すると7%も脳が萎縮したというデータもあるそうです。

誰にでも起こりうるマミーブレインと産後うつのリスク

もちろん出産した女性全員がなるわけではありません。まったくならない人もいれば症状の違いもあるでしょう。
ただ、一つ言えることは誰でも起こりうる可能性があるということです。
マミーブレインは、物忘れのようなうっかりミスに近い症状が多いため、他人からはあまり深刻さを理解してもらえないことがあります。

さらに私が危険だと感じるのは、症状が出ることで自分自身に自信がなくなり、「産後うつ」などのより深刻な問題につながってしまうことです。
実際に私もミスをすることで「なんでこんなこともできないのだろう」と自分がダメな人間になったような気持ちになったり、誰かと話をしたくてもスムーズに言葉が出てこないので、人との会話を避けていた時期もありました。きっと同じような気持ちになったことのあるママが他にもいるのではないでしょうか。
ここで私が言いたいことは、命懸けで出産をして、毎日必死で子どもと向き合っているママがダメなはずがない!ということです。

マミーブレインは一時的なものであり、適切な休息とサポートがあれば徐々に改善します。いったいどれくらいで元に戻るのかと言うと、通常の認知機能に回復するまでに、少なくとも2年程度。場合によってはそれ以上かかるのだそうです。私もあと半年・・・。意外と長い時間がかかりますよね!

では、その間に家族はどのようなサポートをすることが望ましいのでしょうか。

パートナーがマミーブレインになったらどう接するべきか?

まず、絶対にやってはいけないことが自己肯定感を下げるような言動と他者と比べることです。

「ずっと家にいるのだから、これくらいできるでしょ!」
「他のママたちもやっているのだから大丈夫!」

産後のママに対して、このような言葉を言ってしまったことのある方はいませんか?「隣の芝生は青く見える」という言葉のように、よその家庭は楽に子育てをしているように見えがちです。

子育ては周りのサポート体制の有無、子どもの個性や健康状態、ママの体調など、人によってさまざまな違いがあります。
同じ環境下で行われている子育ては1つもなく、それを他人と比べたりすること自体がそもそも間違っていると私は思うのです。

第一に考えるべきなのは、ママがどうやったら休息やリフレッシュの時間を持てるようになるのか、育児や家事を分担することで、心のゆとりを生み出せるかです。そしてママが毎日、全力で子どもと向き合っていることに理解と共感を示し、ママとコミュニケーションをたくさん取ることが大切だと思います。

女性は妊娠中や産後に受けたことをずっと覚えている人が多いものです。
実際、出産のエピソードを聞くと何十年経ってもママたちは鮮明に覚えていて、それぞれのドラマをお話してくれます。
記憶力は低下しているはずなのにとても不思議なんですよね(笑)。
なので、良くも悪くもこの時期のパートナーの対応は、今後の家庭円満を左右するかもしれない…。ということは覚えておきましょう。

仕事と育児の両立、増えるタスクの解消法

育休明け、仕事に復帰をするとさらにタスクが増えます。
同じ部門に復帰した場合であっても、休みの期間に会社の状況は変化しているため、新しく覚えることは山積みです。
私の場合、今までにやったことのない業務を一から学び直す必要があったため、空き容量のない脳へ新しいことを無理矢理ねじ込んでいるような感覚がありました。

さらに保育園に通う子どもは1人から2人に増え、持ち物の準備も2倍に!
帰ってきたときの洗濯物は2倍以上!!(乳児クラスはよく着替える)
生まれてはじめて自分の分身がほしいという気持ちになりました(笑)。

朝もバタバタしているため、忘れ物対策でメモを書いても、そのメモの存在を忘れてしまうというポンコツぶりで、仕事に復帰してすぐの頃は、子どもの持ち物を忘れてしまうことも増えていました。

私は自分の記憶力と育児のタスクを抱えることに限界を感じ、忘れてはいけないものは覚えているうちに夫に伝えることにしました。

「〇曜日は〇〇を持っていかなくてはいけない」
「〇〇が入っているかチェックをお願い!」

これがすごく正解でした!
なぜなら夫はマミーブレインではないのだから(笑)。また、伝えることで夫婦の会話も増えます。伝えられた側も人ごとではなくなるので、育児に協力する機会が増えたように感じます。なんとなく、子どものことはママがやるもの!というような空気感がありましたが、子育て中は大人の手は多い方が良く、誰がやっても良いのです。

子どもの登園バッグに持ち物を入れる!

たったそれだけのこと。タスクとしては1分もかからないようなことですが、やらなければならない1つのタスクから開放されたのは大きかったように感じます。ちゃんと覚えていなければ!と思うことは意外にもストレスだったようで、伝えることで心も軽くなりました。

新しいことを覚えるためにやった3つのこと

育休から復帰して約3ヶ月。私が新しいことを頭に叩き込むためにやったことは3つあります。

1、 文字に起こして可視化する

新しいことを教えてもらう際、もちろんメモは取りますよね。そのときに、
「これくらいは覚えているだろう」と要点だけをメモするのでは足りないので、自分の記憶力はあてにせず、なるべく全部を書き出しました。これは教えてもらっている最中にメモをするのではなく、後から文字にまとめています。

2、 業務レクチャーは録画する

1つ目の教えてもらったことを書き出すために、業務のレクチャーは録画をさせてもらっていました。一度の説明では覚えられなくても、録画を見て必要なことを書き出すことでより理解が深まります。
実際に一人で作業する時も録画と比較しながら行うことで、少し時間はかかってしまいますが、聞き直すことが減ったり、ミスを防ぐことにもつながります。

3、 人との会話を増やす

産休・育休中はビジネス会話はほとんどありません。
今まではなんでもないような会話でも、産後のママにはとても久々に感じます。私にとって職場のメンバーと会話をすることは「社会に戻ってきた!」と実感させてくれるものでした。
職場以外にも興味のあるコミュニティのオンライン交流会などに参加し、少しずつですが人と会話をする機会を増やしています。

仕事と育児の両立は試行錯誤の連続で、上手くいかないことも多いのですが、仕事と家庭のバランスを取りながら、「一つ一つのタスクを丁寧に!そしてエネルギッシュに!」取り組むことを心がけています。関わる方のお役に立てるような仕事ができるようになると嬉しく思います。

最後に

子どもは私たちに元気や癒しを与えてくれる尊い存在です。
しかし、子育ては大変なことも多く、孤独なときもあります。
SNSを見るとキラキラした育児の投稿が溢れ、まるで育児が完璧にできているのが当然のようなイメージを持ってしまいがちです。そのため、自分だけがうまくできていないのでは?と悩むママもいるかもしれません。

「ママだから頑張って当然!」ではなく、これからの時代は、パートナーや周囲の人たちも一緒に育児に参加し、ママの育児への負担を減らしていくことが必要だと思います。

ちょっとしたサポートや配慮でママの力は何倍にもなります!
今後ママたちが働きやすい環境整備や、理解を示してくれる企業様が社会にどんどん増えていくことを願っています。
私もできることがあれば取り組んでいきたいと思っていますので、何か一緒にやりたいとご興味を持った方はお気軽に声をかけてください!

☆おしまい☆

いいなと思ったら応援しよう!