心のブスを直しましょう、て話
21世紀になろうと、令和になろうと
どれだけデジタルトランスフォーメーションが進んでも、人の心は変わらない。
良い意味でも悪い意味でも。
先日、親友みもちとのポッドキャスト配信
『麗しの給湯室』でEP4として11月1日配信の収録を
行った。
コスメの話題もいいけれど、心の美容、自分の在り方も話そうと提案し、表題にある
『心のブスを直す』、SNSとの向き合い方について話してみた。
パーソナリティみもちのこと
SNSは匿名で不特定多数の人が見られるだけに
喜ばしいことばかり起きるわけではない。
言葉の暴力も横行したり、社会や身の回りの出来事に疲弊して、怒りに満ちた言葉が広がることも多々ある。
『麗しの給湯室』のパーソナリティである、みもちとは、わたしが一時あらゆる人からTwitterでブロックされて、落ち込んでいた時に出会った。
実はそんなに仲良くなった期間は長くはない。
たまたま会える時間が出来て、恐る恐る会う事になり、みもちの人として節度と常識を持った振る舞いにホッとした事を覚えている。
メンズ美容研究家としてのひたむきに物事に取り組む姿、決して知識をひけらかさない謙虚な姿、時折見せる天然ボケ、彼女を慕うフォロワーさんや人が多い事も頷けた。
それから何度か会う機会があり、何度目かの時に
みもちが仲良い人とわたしは仲良くない、そんな時
どう対応するのか、聞いてみた。
みもちは言った。
『私は私の目でその人を見ているし、相手がこの人
〜だからなど、他人の言葉でなく、自分で判断してる』
原宿を歩いている時だった、みもちは次の予定があって別れ際に聞いた一言が今でも胸に残り
わたしも
あぁ、この人と何か形に残る取り組みをしたいなと
思った。それが今のポッドキャストに結実している。
お互い、生活や仕事、悩んでいることはあるけど
深入りはしない。
互いのSNSで近況を見て、他の人と遊んでいても、楽しそう!今度この話聞いてみよ!
そういう感覚で接している。
きっといろんな想いを抱えているから人に対して優しい。でもその優しさにわたしは甘えないように
しながらも、お互い良いコンテンツを作りたいと思っている。
他人を祝福できる自分になりたい
SNSは自分のうれしい気持ちを吐露する場所でもある。
その嬉しさに、例えばプレゼントキャンペーンに当選した、雑誌に掲載された、アンバサダーに決まったなど、変わらない日常の中で誰かが、自分のことを気遣ってくれていることを確かめたい、また
自分が応募という行動を起こした結果が出たことを
素直に投稿した時に、人はどう反応するのか。
この前の収録でそれを話題にした。
わたしはこれまでも何度もアンバサダーなど落選してきた。
男性だから仕方ないよ。と言われた事もあった。
また仕事の上で何度も昇進、昇格から外れる事もあった。
その中でわたしがある頃からやっているのは
アンバサダーなど当選した人、昇進、昇格した人に
自分の事のように喜び、おめでとう!と声をかけたりメールをしている。
返事がない事もある。でも、なぜあの人が
どうせ自分はと妬み、蔑む時間や心をグッと抑えて
心から祝福するように心を仕向けている。
不思議と仕事は好転し、わたしもその後
とあるメーカーさんからの依頼がきている。
ありがたいことだ。
妬み、蔑むのは人間の心の常である。なかなか
簡単には腹落ちできない事もある。
この心の中のブスとどう闘うのか。
コスメでは一般の美容では、これはなかなか
直せない。だけど
心のブスがやがて表面に出る気がしてならない。
わたしたちは生きている。
そして一日一日確実に老いてはいる。とはいえ
老いを遅らせることはできなくはない。
妬み、蔑む時間に費やす事も心のブスを助長させる
そう思い、きょうもわたしは
自分の心と闘いながら、同じように日常を闘っている友のがんばりや投稿を祝福していきたい。
だって、その方が自分にも運が巡るから。